モロッコから帰ってきてしばらくしてからの新聞記事で
映画『バベル』の前評判が高いことを知った。
「モロッコ、日本、米国、メキシコで起きる出来事が一つに絡んでくる」
という内容らしい。
モロッコという文字を見てしまうと、
すっかりモロッコ応援団になった私としては、
早速前売り券を買って封切りを待っているところです。

BABEL(バベル)
アレハンドロ・ゴンザレス・イニャリトゥ監督
神は、人を、分けた。
さて、モロッコネタのブログを作るために、早く家を出て職場近くのファミレスでパソコン開き写真を選択し文章を入れてアップ(無料で無線LANが使えるのが嬉しい)。そして慌てて出社してタイムカードを押すという日々。
自分ではけっこう楽しんだけれど、他人にはそれほど面白いものではないかも知れないなと思いつつも、一升分くらいの目薬を消費してしつつ、とりあえずモロッコネタを終了。通常の日常雑記ブログへと戻ることにいたしましょう。
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「猫」のすべて
新しい音楽は“猫”というグループに始まった
不朽の“猫”サウンド、僕らは誇りにしたい。
CBSソニー38AH 19~20
『猫』という名前のフォークグループの2枚組LPレコードを持っている。
これは数年前にヤフーオークションで無競争で落札したもの。落札はしたものの未だに聴いたことのないレコードだ。じつは「落札者には中山ラビのビデオをプレゼントします」という条件に惹かれて応札したもので、最初っから『猫』なんかどうでも良かったのだ。
肝心のビデオだけど、これは2000年10月11日(水)にスイートベイジルというクラブに出演したときの貴重な記録で、たしかフジテレビの深夜に放送されたものだ。この当時のラビさんは復帰した直後で、そんなラビさんにジョイントライブの声をかけたのが、同じく70年代フォーク者の沖縄在住佐渡山豊。
佐渡山豊もまた復帰組で、両者ともに、これから音楽活動を継続していけるのか?との不安や迷いはあったはずで、その後の『ラビ組』に発展するメンバーをバックにした中山ラビバンドはまだまだまとまっていません。
「これがアタシの歌だ!」と自信たっぷりな現在のラビさんのステージに接している私には、本体の『猫』のレコードは聴かなくても良いけれど、このラビさん復帰後の記録だけは何回も観たお宝映像になります。
このビデオを入手した数日後、たまたまラビさんと話しをする機会があって、「スイートベイジルのビデオが欲しくって『猫』のアルバム買っちゃったよ〜」と言ったら、「言ってくれればダビングしてあげたのに」と笑われたっけ。
そして、、、、、、、。
ラビさん今年最初のライブは、その『猫』とのジョイントというのだから不思議な縁です。
2007年1月27日(土)
「猫+中山ラビ」を聴きに原宿クロコダイルへ。
『猫』もまた70年代前半に活動した後に“フォークシンガー冬の時代”に遭遇して解散。30年の冬眠から覚めて、数年前に再活動を開始したものらしい。『猫』とラビさんには70年代に接点があって今回の共演ということになったのかと思ったら、これが最初の共演だとのこと。確かに「70年代フォーク」と一括りにされるけれど、『猫』とラビさんの音楽では方向性が全く別の次元にあったのだ。
まぁ、70年代にはフィールド違いだった両者が、紆余曲折を経てお互いオトナになった現在、あまり細かいこといわずにオトナの知恵でもって歌を楽しもうというコンセプションと理解して、こちらも久しぶりのラビさんライブを楽しむことにいたしましょう。
ライブはまず『猫』のステージで始まる。彼らは吉田拓郎のバックバンドをしていた時代もあって、吉田拓郎作品の「♪雪」というチョッとしたヒット曲もあることを私は知っている。オープニングはこの「♪雪」で、彼らが歌いだすと嬉しそうに顔見合わせる50代カップルがいたり、拍手が起きたりするところを見ると、それぞれに、それぞれのファンはついているものです。
バンド結成時のオリジナルメンバーではないらしいけれど、かまやつひろし、ジャックス、フランク・シナトラナンバーまで繰り出し、本人たちは楽しそうでも、プロのステージとしては全体に低空飛行。サラリーマンが馴染みのスナックで気持ちよく歌っているというレベル。
私は「ラビさまイノチ」だから他の人にはどうしても辛くなってしまうのです。
飯高、、、、(モトイ!)言いたかないけれどダレちゃった。
猫さん!解った!もういいよ!と言いたくなる頃にやっとラビさん登場。
胸をかきむしられるような「♪眠れない夜」からスタート。
ここクロコダイルは初めてのステージだそうで、『猫』との共演も初めて。今夜の客筋を計るかのようなMCも緊張気味。
地下店舗の柱が総ガラス張りになっていて、ステージのラビさんが妖しい姿で映し出されています。本人もまた鏡に映る自分の姿に見とれてマンザラでもなさそな目つき。
途中から『ラビ組』のピアニスト高橋誠一が参加して、弾き語りのストレスから解放されたラビさんも絶好調。
ところで、ラビさんの今夜の服装。破れたストッキングにタンクトップ。真っ赤なロングTシャツがスカート代わりにして、袖で腰を縛っています。

結び目がギターに当たって弾きにくいわ〜(by:中山ラビ)
当夜の50人ほどのお客さんは多分6:4くらいで『猫』お目当てか?。どんな設定でもラビさんが歌い始めれば、「中山ラビって誰ッ???」だったお客も、一挙に“ラビ世界”へと引き込まれていくのが解る。たしかに20年前ー30年前のレパートリーだけれど、懐メロフォークなどではなく、今このときの心情を歌い上げているのです。これほどの説得力をもった歌い手はそういません。
最後には再び『猫』が登場してラビレパートリーのセッション。
これとて、ピアノの高橋誠一が支えていたからどうにかもったようなもので、それでなかったら、やっぱりヤバかったなぁという感じ。このセッション、ラビさんにはな〜んにももたらさなかったんじゃないかな。
私がいつも思うのは、
“アングラフォーク”と“カレッジフォーク”じゃ
所詮ハラの括り方が違うのです。
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これからも『猫』のアルバムは
聴くこと無くレコード棚の奥で
カビが生えていくことになりそうです。
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