2011年11月30日 (水)

日本を捨てた男たち/水谷竹秀/集英社

1)用事を済ませようと道を歩いていたのだが、

 途中でその用事が何だったのか忘れてしまいしばらく考えていた。

2)借りてたビデオを返しに行こうとレンタル屋へと歩いていたワケだ。

 TUTAYAに着いて気がついた。

 返すべきビデオを持っていなかったことに。

3)手紙をポストに入れようと手に持って部屋を出たのはイイんだが、

 なぜか?

 その手紙を自分の郵便受けに入れていた。

・・・・・・・ボケ、、、たかな?

道端に捨てられていた人形

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最近読んだ本

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日本を捨てた男たち
水谷竹秀

集英社
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居場所を失った日本を捨て、彼らはフィリピンへ飛んだ。
待っていたのは究極の困窮生活。
しかし、フィリピンは彼らを見捨てなかった。
2011年第9回開高健ノンフィクション賞受賞

東南アジアに沈没してしまった男たちのルポルタージュとしては、最近だと『老いて男はアジアを目指す』があって、書かれた男たちと同世代の私としては身につまされる思いをしながら読んだのだが、これは、そのフィリピン版だ。

アテとフンドシ寝てても外れる、、、、

フィリピンに渡ったはいいが、有り金使い果たし(最初っから有り金なんか無かった男もいる)、日本に帰るに帰れず、現地人のユルイ気性にすがって極限の生き方をしているという、タイトルは『日本を捨てた男たち』となっているが、“日本を捨てた”のではなく、むしろフィリピンで“日本に捨てられた”経済大国の男たちがテーマ。

私なんかも、チョコチョコ東南アジアあたりを遊び歩いていると「永住先を探してるの?」などと訊かれることもある。私の場合は、こんな日本の社会情勢を見ると逃げ出したいと思うこともヤマほどあるが、あくまでも、ヒモの端っこを日本に固くつないだままにしてプ〜ラプラと浮遊している凧の身分が気に入っている。

というワケで、

こんどインドに行くのだが、先日インド仲間4人で『シリ・バラジ』という南インドの神様の名前を冠した南インドのカレー屋で会い、インドトークで盛り上がった。。

シリ・バラジという神様の像

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中目黒『シリ・バラジ』のカレー

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最初にインドに行ったのは1972年。会社員時代有給休暇を利用した、交通公社主催の今では懐かしい響きのLOOK。何の不自由もない殿様旅行だった。

2回目のインドは1973年。会社を辞めてリュックを担いでの、今でいうバックパッカー。このときの旅は、ネパールだセイロン(現在のスリランカ)だ中近東だサハラ砂漠だとのロングウェイ。ケニヤのモンバサから船で性懲りもなく再びインドに入り1年半かかって日本に帰ってきたワケだ。

ロングウエイは終わったと思ったら、日本に帰ってからが本当のロングロングロングもうひとつオマケにロングウェイが待っていた。

犯罪を犯したり借金を踏み倒して逃げ回ったりこそしなかったが、自分で呼び込んだであろう4989をどうにかこうにかやり過ごし、3回目のインドは1999年。『サイババ・インタビュー確約ツアー』というアゴアシサイババつきの不思議な旅だった。

インドなんてどうしようもない国だと思いながら、若いときから、ちょっとモノ忘れを自覚するこの年になるまで、インドのことがアタマから離れないまま何十年も生きていた。その最たるものが『街のオーム』シリーズだ。

どうしてこんなにインドが気になるのだろう。

その理由がこの旅で解るだろうか?

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『印度には呼ばれる者と呼ばれない者がいる』
なんて、そんなモン信じるもんか!
と言いながらも
印度伝説の残りカスがまだ自分の中にあるのが
ちょっと
恥ずかしい!!!
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チャンチャン!
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Sikiri6_aum
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2011年11月21日 (月)

再び『書行無常展』へ

アップルのカリスマ、スティーブ・ジョブズの“最初で最後の決定版伝記”が売れているようだ。その下巻にこんな記述があった。

ジョブズの終末期、休養に出かけるジョブズに著者がiPad2でなにを持って行くのか聞いたそうだ。

まず映画が『チャイナタウン』『ボーン・アルティメイタム』『トイ・ストーリー3』の3本。もっと彼らしいと思ったのが本だ。ダウンロードされていたのは1冊だけ。『あるヨギの自叙伝』だった。ティーンエイジャー時代に初めて読み、インド旅行中にまた読み、そのあと、毎年必ず読み返してきた瞑想と精神世界への道しるべだ。

なるほど、カリスマのバイブルはパラマハンサ・ヨガナンダだったのか。

そういえば、意外にもバリ島でもビーチパラソルの下でこの本を熱心に読みふけるオーストラリア青年を見かけたことがあったっけ。

2011年7月 バリ島クタビーチ

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死を意識していたであろうスティーブ・ジョブズのバイブルだったなら、私も再読してみようか?と、ダンボール箱をヒックリ返しながら、「アッ、そうか!」既に古本屋に売っぱらっていたことを思い出した。定価4千数百円の高額な本だったが、かなり率の良い値段で引き取ってくれたので確認したら「この本売れるんですよ」とスタッフが言っていたっけ。

そんなワケで『あるヨギの自叙伝』は処分したから無かったが、背表紙が陽焼けしたこんな本は出てきた。

かつて、アップルコンピュータが巨人IBMへの挑戦を決意したときのCMを活字化した本で、

    異端であれ!

世間の常識に反逆することで新しいものを創りだすという、ジョブズのアップルの姿勢を宣言したものだ。

クレイジーな人たちへ
三五館 
1998年刊
定価(本体1000円+税)

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ところで、

こんな本が現在でも売られているんだろうか?と興味を持ってアマゾンで調べてみたら、中古本2冊が出品されていて、1冊は16,000円。もう1冊はナッ、ナンとチャパティダルカレー!40,000円の値付け。

これじゃぁボリ過ぎ。

どうせ売れないだろうけど。

あまりにも浮世離れした値段にクチをアングリというワケだ。

Sikiri

2011.11.20(日)

東京のこの時期にしては珍しい暖かさでTシャツ1枚でもOKな陽気。再び『書行無常展/藤原新也』を観に秋葉原へ。


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展覧会開催期間中の日曜日ごとに行われる藤原新也×ゲストのトーク、20日の内容は、林なつみ井原美代子A-CHAN(アーチャン)の3若手女流写真家を招いてのセッションだ。

90年代から女性写真家が急激に増え、2000年になると写真家の男女比が逆転して女性写真家の方が多くなった。それまで一方的に『視られる側』だった女性が『視る側』に廻ったということだ。

女性写真家が増えたことで男性では思いもつかない写真表現方法も現れてきたという藤原さんの視点が語られ、それが当夜のテーマとなる。

3写真家の作品をスライドショーで見ながら、女性写真家の感ずる職業性差別、デジタル派とフィルム派、創作の姿勢などなど、現在の写真界の状況を絡めて藤原さんの感想あるいはアドバイスを聞くのだが、

あなた・・・・基礎体温はいくら、、、低いでしょ?

写真作品から基礎体温にまで立ち入られてしまう。

しかも、それが当たってしまうのだから本物のプロは恐ろしい。

3写真家の個性ある作品は上記名前でネット検索して見てもらうことにして

『藤原新也の現在 書行無常展』は2011年11月27日(日)までだ。

トークセッションも23日(祭)→「瀬戸内寂聴」、27日(日)→「内容未発表」の2回開催される。『藤原新也』とか『写真』とか『書』に対する興味が薄くても、「生きるとはどういうことだろう」という思いがふと心をよぎったことがある人は必見の展覧会だ。


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ただひたすら生きようというエネルギーが
60歳を超えてから湧いてきた。
(藤原新也)
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2011年11月19日 (土)

姜尚中を批判する/鄭大均/飛鳥新社

公園脇を歩いていたらこんな車を見つけた。

どうやら保育園での移動動物園の運搬車のようだ。

微笑ましいのは

犬も豚も山羊も羊もポニーも一緒の荷台に乗せられて諍いが起きていないこと。

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子供たちの歓声が聞こえてくるような秋の朝だった。
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Sikiri.

a最近こんな本を読んでいる。

尚中を批判する
鄭大均

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飛鳥新社
1200円+税


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「在日」の犠牲者性を
売り物にする進歩的文化人の功罪

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正義の徒か
偽善者か?
半島と列島のタブーを
日韓関係論の第一人者が解剖する

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「聖人気取りの俗物をこれ以上、
野放しにするわけにはいかない」

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これだけクソミソに書かれちゃったんだから
姜尚中さんにはぜひ

尚中を批判する/鄭大均』を批判する/姜尚中

という反論本を出してもらいたいものだ。
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2011年11月17日 (木)

中野ブロードウエイのオーム

中山ラビ&ラビ組ライブで吉祥寺スターパインズカフェに行く前に中野駅で途中下車。久しぶりにオタクの聖地中野ブロードウエイの魔窟を探検する。

以前“精神世界”関係の本を乱読していた時期があって、このブロードウェイ4階のこのテの本雑誌専門の古書店『大予言』に希少本を探しによく来ていたのだ。しかし、数年前には閉店してしまい、ユニークな古本屋が消えちゃった!と残念に思っていたのだ。

もっとも、『大予言』閉店の時期には、本などによって知識を詰め込む式の“精神世界”熱はスッカリ冷めて“俗世界”専門になっていたから閉店の影響はなかったのだが、その後の『大予言』はどうなっているだろう?と気にかかっていたもの。

もはや『まんだらけ』ビルと言っても良いくらいアニメコスプレやフィギュアなどに占領されてしまったビルを4階に上がってみると、ナッ!ナンとサモサにダルカレー!潰れたはずの『大予言』が復活しているではあ〜りませんか!

店名は同じ。中に入って品揃えをチェックするとカテゴリーも同じなんだけど、以前とはちょっと違うなぁ。そんな感じがしてスタッフに確認すると、やはり以前の『大予言』は消滅し、『まんだらけ』が店名もそのままに新規開店したものだという。

新『大予言』

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初代『大予言』がオープンしたときには『まんだらけ』の社長が応援したという経緯があり、閉店のときも相談を受けた『まんだらけ』社長が在庫を受け継ぎ吸収。『まんだらけ』グループの“精神世界”専門古書店として再オープンしたらしい。

そういえば『まんだらけ』の社長というのは在日宇宙人だったもんね〜。

そんな風なメガネでビル内を歩けば、、、、

いるいる、アイツもコイツも、、、。

在日宇宙人の連中が一般人のあいだをアヤシい光を放ちながら闊歩しているぜ。

ET連中とあまり関わり合うと可笑しくなりそうなので、早々にズラかろうと1階に下りると、エスニックショップがあって、その看板にサイババのステッカー。

NAMASTE インドの店

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そして、サイババのステッカーをよく見ると右の手の平に、、、。

アッ!オームだ。

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宇宙人に
サイババに
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いい勝負だぜ
中野ブロードウェイ
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2011年11月10日 (木)

演歌よ今夜も有難う/都築響一

前回の『藤原新也の現在・書行無常展』の続きになるのだが、11月27日の写真展最終日まで、毎日曜祭日はゲストと藤原さんのトークイベントがあって、私は6日(日)の都築響一さんとのセッションに行ったワケだ。

藤原新也といえば過激派のウルサ方で、都築響一といえば“珍宝館”とか“小さなスナック”シリーズで知られた、どちらかといえば軟弱派の写真家。ご両人とも個性豊か過ぎるからトークが噛み合うんだろうか?とちょっと心配なところもあったのだ。もっともトークが白熱、感情的になった過激派が己が写真展での企画なのに憤然とステージを下りる、などという場面に立ち会えたら、それはそれでオモシロイ!とちょっとの期待もしていたのだ・・・・。ところが、さすが編集者出身の都築さんだからツッコミ上手。この写真展の元となった週間プレイボーイ連載中のエピソードなどなど、上手く藤原さんのトークを引き出し盛り上げてくれました。

作風は両極端なこの2人、ずいぶんとウマが合うなぁと思ったら、かつて木村伊兵衛賞の選考委員をしていた藤原さんが、他の委員全員が無視した都築さんの作品を「こういう視点こそ大切にしなければならない!」と強力にプッシュプッシュ、木村伊兵衛賞をもぎ取ったというイキサツが両者にあったらしい。

大震災後藤原さんをはじめ大勢の写真家が東北へ入り

津波の悲惨さを伝えてくれて・・・

ワタシも東北へ行ったけれど・・・

ワタシの場合は「震災のスナック」ですから。

場内大爆笑だったが、、、、。

どうしてどうして、

世をあげて繰り広げられる「ガンバロー東北!」の横並びキャンペーンより、こういう軟弱派のスタンスの方がよほどコトの本質を伝えてくれる場合が多いのです。

というワケで、その都築さんの新作を紹介いたしましょう。

“小さなスナック”シリーズの延長線上にある、

インディーズ演歌歌手の世界だ。

演歌よ今夜も有難う
都築響一

平凡社

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カラオケスナックで、
健康ランドで、
時には路上で。
今日も熱きコブシを
震わせる、
17とおりの
演歌人生劇場!

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我々がフツーに見かける風景なんだけど
気にもかけていない世界にスポットを当てる
こういうテーマを見つけ出す特別な嗅覚があるひとだ。
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なお
改めて書いておくけれど
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『藤原新也の現在・書行無常展』
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絶対に見ておく価値がある写真展だと断言します。
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2011年11月 6日 (日)

藤原新也の現在・書行無常展

なかなか終息が見えてこないバンコックの大洪水だが、一段落したとしても市民生活や経済活動などなど、受けたダメージを回復させるためには容易なことではなさそうだ。

「宮殿は守らなくてよい」

「水をせき止めてはならない。自然の流れに任せなさい」

入院中のプミポン国王が現政権に対してこんなメッセージを発したと報じています(東京新聞11月6日朝刊)

さすが名君の誉れ高い国王だ。政権の洪水対策に対して「まず、民衆のことを第一に考えよ」という叱責だと理解する。

プミポン国王に対する国民の敬慕と信頼は我々日本人にとって想像もつかないほど深いものがあって、“若手将校”のクーデターや政権のゴタゴタが起きると、頃合いをみて国王が双方を呼びつけ話を聞いてやるだけで落ち着くところに落ち着いてしまうほどだった。

それだけに、この数年のタイの政治状況も、高齢の国王入院によって収束できないまま混乱に拍車をかけているように見ていただけに、久々の国王のメッセージはタイ国民にも励みになったのかなとも思う。

Sikiri

2011.11.06(日)

『藤原新也の現在・書行無常展』を観に秋葉原3331 Arts Chiyodaへ。

ここは学校を改修して作られたスタジオらしい。

3331 Arts Chiyoda

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藤原新也の新刊『書行無常・集英社』発売に連動した催しで、6日(日)は藤原新也×都築響一(写真家)のトークイベントがあるというので藤原ファンとしては見逃せない。

藤原新也という人は、もはや写真家というジャンルだけには括れない多ジャンルをフィールドに活躍をしている人で、写真と書によって現代社会のもつ歪みをえぐり出して突きつける。


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藤原・都築の対談によって『書行無常』の裏話が明らかにされ、この写真展にいたる道筋と支えたスタッフの紹介があったり、はたまた、黒髪を墨に染め人間絵筆になった女性が登場したりのサプライズ。

誰もが藤原新也と時間を共有できた歓びを語る姿が羨ましい。

66歳になるという藤原新也。

「そのパワーの源は何だろう?」の問いに

人間は60歳になると

「年をとっていくのか」あるいは「若くなっていくのか」のどちらかだ

還暦になるということは

0歳に戻って自由に何かをやれるということではないか

の後託宣。

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藤原さんの著作によって
インドに恋い焦がれた履歴をもつ私としては
改めてエネルギーを注入された『書行無常展』だった。
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もし
最近どうもバッテリーがあがり気味だと感じていたら
ぜひ足を運んでもらいたい写真展だ。
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『藤原新也の現在・書行無常展』
2011年11月27日(日)まで
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2011年10月25日 (火)

なのにアナタは印度へ行くの

大佐もこの世から消え、お隣の将軍様も深夜寝汗で眼がさめる日々を送っていらっしゃることだろうと御推察申し上げたい、こちらジャパンの二等兵。

それにしても、これまで見て見ぬふりしたことでも、もはや“なぁなぁ”では済まされないほど天と地にあらゆる問題が噴出し始めたような地球だ。

話題の本を購入。

スティーブ・ジョブズ 1 
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ウォルター・アイザックソン
井口耕二 訳
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講談社

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最初で最後の
決定版伝記
いま明かされる、カリスマのすべて

緊急出版

スティーブ・ジョブズさんが若かりし日々、グルを求めてインドを彷徨っていたことは有名なハナシ。1974年だったと記憶しているが、確か赤痢にやられて散々な目に遭ったはずだ。

じつは、私も1973年から74年にインド大陸を放浪途中北インドのダラムサラで肝炎にやられ、チベッタンテントで1週間ほど伏せてからパキスタンに脱出し、ラホールの病院で1ヵ月入院生活していたという履歴を持つ者。

「もしかすると、

ヤツとはインドの安ホテルのドミトリーのベッドで

お隣さんだったことがあったかも知れないゼ〜!」

世界のカリスマとジャパンの二等兵では比較のしようもないのだが、親近感を抱いていたのだ。

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さて、

スティーブ・ジョブズさんに影響されたワケでもないが、年末にインドへ行くのでビザをとってきた。最初スリランカに行くつもりで安い航空券を探しているうち

「どうせスリランカへ行くならインドも行ってこようか!

サイババの墓参りも済ませてこよう」

とひらめいたのだ。

インドへは直近では1999年に行ったのだが、あの時の手続きは九段のインド大使館。現在は地下鉄丸ノ内線茗荷谷の「インドビザ申請センター」という名称の事務所に移管していた。

私が知っているインドビザというのは、ズ〜ッとムカシになるのだが「トリプルビザ」というのがあって、このビザがあれば例えばネパール、スリランカ、パキスタンなどの国へ陸路あるいは海路で3回まで出入りできるものだった。だから飛行機を使いたくない貧乏旅行者は重宝したもの。

ところが現在はインドの出入国を複数回繰り返すためには、全部のEチケットを添えた旅行計画書を提出しないと申請を受け付けてもらえない。それ以外にも、ネットでビザ情報をチェックすると、この数週間で必要書類がコロコロ変わり困惑している旅行者の書き込みもある。やはりテロ予防対策なんだろうが旅行予定者にとっては面倒なことになってきた。

私の場合はともかくも満額成就のビザゲット。あとは行くだけ!

いずれにしても、今回のインド行き、計画当初のメーンはスリランカでインドはサブだったのだが、いつのまにかインドがメーンに昇格し、スリランカがサブになってしまった。

これほどインド菌は強力だった。

というワケで、、、インドといえばオーム。

今週の『街のオーム』は先日代々木公園のイベントで見かけたギターを背負ったオームだ。


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やはりインドを旅行するためには
特別な心構えが要求される。
生半可な気持ちでは
インドに押し潰されまっせ!!!
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フンドシ締め直して向わなければならないほど
それほどに
ファッキングカントリーだぜ!!!
インドは。
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♪なのにアナタは印度へ行くの
印度の街はそれほどイイの
このワタ〜シのアイよりも〜〜〜
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2011年4月13日 (水)

盗み撮りのオーム

さてさて、相変わらずのオームネタだ。このところオーム画像を見る機会が増えているような気がする。といっても、あまり強烈なヤツではないけれど。

バスの中で見たオーム

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この女性が首に巻いているのが、エスニックショップなどで見かけるオーム入りスカーフだ。他の乗客がいる前で「写真を撮っていいか?」と訊くのがイヤだったので、コンパクトデジカメを調整するようなフリして撮ったのが上の画像だ。

マッ!ごくありふれたオームですから、それほどオモシロイ画像ではありません。

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これは紀伊国屋南新宿店で見たオーム。

朝海陽子
『Sight』
赤々舎

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6階(だったかな)の写真集売り場で平積みになっているこの写真集を立ち読みしていたときに見つけたオームだ。


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どこがオームかというと、この女性が着ているシャツが、やはりエスニックショップで見かけるオームマーク入りインドシャツになっている。該当ページをiPhoneでさりげなく隠し撮りというワケだ。

それぞれが心やすらぐ場所で、リラックスしてビデオを観ている姿を捉えた写真集で、カメラマンはまるで空気のよう。カメラマンを意識せずビデオに集中している無防備な表情がじつに素晴らしい。部屋のインテリアなどから、写しだされた人々の過去現在が読みとれて飽きない。

オーム入りシャツ自体は珍しいものではないから、『街のオーム』としてはCランクだが、この写真集は傑作のAランクだ。

本日はお金もっていないから買わないが、そのうち買うことになるだろう。

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隠し撮りだけではワルいから、この本を買ってきた。

コルトレーン
ジャズの殉教者
藤岡靖洋
岩波新書

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決定版評伝
ジャズの可能性を極限まで
追求した男の全生涯を描く


やはり立ち読みしていたらこんな文章が目についたのだ。

(ラビ)シャンカルは、コルトレーンが1965年に制作したアルバム『OM(オーム)』を聴き、さらに招待されて《ヴィレッジ・ゲイト》でのライヴを見た。エルヴィン・ジョーンズとラシッド・アリという二人のドラマーを従え、四人のサックス奏者が雄叫びを上げ、金切り声のようなサックスの咆哮を延々と切り返すコルトレーンの音楽に対して、シャンカルはこう問いかけた。

「この音楽のいったいどこに、人々を幸せにする「静寂」、「安らぎ」があるのだろう?」

そして、「聖音オームの後につづくシャンティ(静寂)の意味を、君はわかっていないね」と厳しく諭した。

コルトレーンはラビ・シャンカルのこの言葉に衝撃を受け、フリージャズ路線から「平和と愛」を希求する音楽へと軌道修正することになる。

紀伊国屋書店の写真集の立ち読みでオームシャツを着てビデオに見入る女性を発見し、別のフロアーでは、コルトレーンのOM(オーム)に触れた一文に接するという、これもなにかの縁なのかもしれない。

そんなふうに結びつけてこの本を買ったのだ。

ジョン・コルトレーン/OM
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このように「常在オーム」。
オームがつきまとってくる。

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Sikiri2hana

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2011年4月11日 (月)

東京を弄んだ男/斎藤貴男/講談社文庫

土曜日の雨と風でだいぶ散った桜だったが、ドッコイまだまだOK。

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まったく盛り上がらないまま幕を閉じてしまった東京都知事選だ。

案の定・・・誰もが予想したとおりにこのヒトが再選され、神奈川知事だったあのヒトは完璧にハメられて、お人好しのチンドン屋を演じてしまったみたい。その気になりイザッと思ったら押しのけられちゃったんだもの。

2011年4月11日(月) 東京新聞
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『東京を弄んだ男/斎藤貴男/講談社文庫』を読んでいる。

本書は、石原都知事、3期目には立候補せずに国政に転じ、小泉純一郎の後釜を狙うのではないかとの観測も立っていた2003年に発刊されたものの文庫版。

本書の猛烈な石原批判もものかわ、ケセラセラなどと得意の言葉で煙幕張りながらの後だしジャンケンで3期目も圧倒的強さで当選。そして、今回4期目も相変わらずのケセラセラと言ったかと思ったら、不出馬宣言し「4期目は無い!」と芝居をうち、お隣の神奈川県知事をソノ気にさせた上での出馬宣言だ。

この文庫版発刊も都知事選4期目に合わせたタイミングだったが、選挙には影響なかったみたい。

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東京を弄んだ男
「空疎な小皇帝」石原慎太郎
斎藤貴男

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講談社文庫

石原都政が残し「爪痕」
青少年育成条例の表現規制
五輪招致、築地市場移転
新銀行東京の巨額赤字
執拗に繰り返された差別発言
12年に及ぶ石原都政を徹底検証

この本を読み進むと、さらにもう4年間もこのヒトに「オレは都知事だッ」というような顏をされるのかと思うと暗〜い気持ちになってしまう。

著者は(講談社文庫版)あとがきでこう吐き捨てている。

彼の行動や言動はどこまでもみみっちい

「コソ泥」の類以上でも以下でもありは

しないのである。

石原慎太郎に
一票入れた人も入れなかった人も
この本を読むべし。
そして
こういうヒトを首都東京の知事として
さらに4年間仰げる事実を味わいましょう。

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Sikiri2hana

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2011年3月15日 (火)

計画停電の日に

東京電力の計画停電とやらで電車の運行もダイヤ通りにはいかないらしいが、こちとらは急ぐ身でもなし、動かないなら動かないでそれも良し。買いたい本があったので新宿紀伊国屋まで行くことにした。

新宿駅西口のリムジンバス乗り場周辺は大きなスーツケース引っぱる外国人旅行者で大混雑だ。たぶん今回の地震で旅程を変更した人たちが成田へと向うのだろう。

「面白かった!楽しかった!」ということよりも、突発的な事故に遭遇して慌てふためいたことの方が印象深いものだ。故国に帰ったら地震の恐怖を語ってくれ。

ヨドバシカメラに寄ったのだが、やはり店内にお客少なく店員も沈滞ムード。マッ!しかたないさ。ジッと耐えるしかありません。

2階のMac売り場で買ったのがこのムック本。

Office2011 for Mac
パーフェクト ガイド

ASCII


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最新版の遣い方が図版付きでよくわかる!
初心者が押さえておきたい基本編と
さらに使いこなすための応用編で
Officeの機能を完全マスター

私は以前はWim'95を使っていたこともあったのだが、この10年くらい前からMac一辺倒。そんなMacユーザーの私がなんでOffice2011かというと、、、。最近ワード・エクセルを使う必要に迫られて、Office2011のMac版をインストールしたのだ。したがって改めてワード・エクセルを勉強するための教材として買ってきた。マッ!アタマをボケさせないために、こういうことも必要だとも思っているのだ。

ヨドバシカメラから紀伊国屋本店へ。

1階2階地階の3フロアーだけ、しかも時間限定の営業らしい。その紀伊国屋で買ったのがこの本。東京新聞書評欄(3月13日)で「一身にして二生」という福沢諭吉の言葉を引いて紹介されていた本だ。

ロング・グッバイのあとで
瞳みのる

集英社


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40年間の沈黙を破って、
タイガースのピーが書き下ろした
真実・・・

「一身にして二生を経る」は江戸時代と明治時代という2つの時代を生きたという意味だと理解しているが、ここでの「一身にして二生」とは、あのグループサウンズの狂乱の渦を経て、勉学研究という静謐の場に身を置いた著者の、正に二つの人生の軌跡という意味でも言い得て妙な紹介だと思う。

そういえば、フォーク・クルセダーズの北山修さんもこの部類に入ることを思いついた。

紀伊国屋書店ではもう一冊。

ピアノ弾き即興人生
山下洋輔

徳間書店


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タモリさん激賞!
「何度、読み返しても言葉の鍵盤リズムがたまりません」
超絶の痛快エッセイ!

名ピアニストでありながら名文筆家でもあるこの人の名前に接すると、ヒレ伏してしまう私なのだ。

5年くらい前の『セシル・ティラー/山下洋輔デュオ』を不覚にも聴き逃してしまった。それ以来このコンサートの音源が発売されるのを待っているのだが、いまだに見つけられないでいる。このときの音源はCDなりビデオなりで発売されたものなのか?それとも“諸般の事情”により未発売のままなのか?事情通のインフォメーションが欲しいところだ。

紀伊国屋書店のあとはディスクユニオンジャズ館へ。

故・いソノてルヲさんのメンバー紹介で始まる1964年の『マイルス・イン・トーキョー』は私の愛聴盤でした。

MILES DAVIS Quintet
The Unissued
JAPANESE CONCERTS

Tokyo,July 12,1964
Kyoto, July 15,1964


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MILES DAVIS(Tp)
SAM RIVERS(Ts)
HERBIE HANCOCK(P)
RON CARTER(B)
TONY WILLIAMS(Ds)


今回ゲットしたこの2枚組CDは、そのときの日本公演の日比谷野外音楽堂、京都円山音楽堂の2公演を収録したもの。公式盤の方は新宿厚生年金会館での録音だったはずだから、この野外公演の方は録音状態が悪くオクラ入りになっていたものだろう。それが、どういう経過なのか海賊盤として世に出てしまった。

ジャズメンが最高に格好良く、その熱気で私の血をたぎらせてくれた時代のこういう海賊盤なら少々音が悪かろうが大歓迎だ。

そういうワケで、、、、、。

こんな戦利品を担いで電車で帰路についたのだが、計画停電で電車は途中止まり。それも想定内だから、ウォーキング気分で数駅分を歩いて帰ってきた。

電車の運行ダイヤもアテにできず

ガソリンスタンドは長蛇の列車

コンビニエンスストアはこれまでの7割程度の明るさで棚はガラ空き

スーパーでは開店を待つ人たちが店をグルリと囲む。

そういえば、ヨドバシカメラのパソコンのスイッチも入っていなかった。

営々として築いてきた寄る辺を
一瞬で根こそぎさらっていった大災害のニュースに接して
「これまでは何かに躍らされていたのではないか?」
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破壊と創造という言葉があるように
この大災害を教訓として
意識の新たな秩序が形成されなければ
亡くなられた人たちの魂は浮かばれないというものだ。
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読みたいと思う本を読むことができ
聴きたいと思う音楽を聴くこともできる
幸いにして何の被害も受けなかった者として
生活の不便への不満は述べますまい
それが最低限の支援というものだ。
.
『一身にして二生』
という言葉がヤケに身にしみるぜッ。
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