2010年8月23日 (月)

キャタピラー/若松孝二

秋がくると、夏の疲れがドバッときそうなそんな厳しい残暑です。

富士登山でのことだ。

旅行会社のツアーに参加した18人のうち、中学生くらいの姉弟を連れた60歳代の小柄な祖母ちゃんがいました。3人ともこの富士登山のために上下揃えたという真新しい格好をしています。祖母ちゃんの方は他の参加者と世間話をしたりしていましたが、姉弟はなかなか他人とのコミュニケーションをとれないというタイプのようでした。もっとも、周囲は皆50・60のジジババではコミュニケーションのとりかたが解らなかったのかも知れません。

弟の方は最後まで元気だったが姉の方が8合目あたりで高山病に罹りフラフラの状態。リタイアするのかな?と見ていたのだが、祖母ちゃに腰を押されながらもどうにかこうにか頂上に到着。達成感を味わう気力もなく茶屋のストーブの傍でグッタリとうつむいたままでした。

やがて、下山という時間になると、祖母ちゃんは姉のリュックの中味を全部自分のリュックに移し替えて、空になったリュックを姉に背負わせたのです。そして、私のような男にも厳しい下山道を、二人分の荷物を背負い姉に肩を貸し腰に手を回したまま下りきったのです。

弱った孫娘に、水を飲ませたり、チョコレートを食べさせ、励ましの声をかける。

「イザとなったら女は強いなぁ!

男なんか敵わないんじゃぁないだろうか」

私は、身長150センチ弱の祖母ちゃんの姿を見ながら、そんなことを思ったのでした。

Sikiri

『キャタピラー/若松孝二監督』を観てきた。

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キャタピラー
CATERPILLAR
若松孝二監督

こういう映画を観てしまうと、これまで観てきた“反戦映画”はただのメロドラマだったように思えるし、これから観る“反戦映画”と称する映画はただのアクション映画になるかもしれない。

それほどショッキングな映画だった。

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2010年8月18日 (水)

残暑残暑そうザンショ!(その2)

前回に続き夏枯れネタ切れ補充の写真公開。

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朝、出かけようとした時点でこの空だもの。

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こういう絵ヅラはなにやらカリフォルニア〜。
(行ったことはないけれど)

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これもまたカリフォルニア〜。
原宿表参道のラルフローレン。

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表参道ヒルズへ。

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ファンである梅佳世さんの写真展を観にきたのだ。

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この写真を表紙に使った写真集もあるのだが、
「この子たちは何故泣いてるのだッ?」と気になっていたので
写真展会場の受付嬢に訊いてみた。
どうやら
お化け屋敷から出てきた恐怖醒めやらぬ子供たちのショットらしい。

カメラブームと言われるこの頃だ。

老いも若きも首からカメラぶら下げて街歩きする人も多い。

私なんぞもその一人。

そんなカメラブームのキッカケになったのも、梅佳世さんの出現と成功にあるのではないか?と見ている。写真編集ソフトの力で、ありえない世界を捏造してしまう写真家が多い中で、梅佳世さんの写真は、たんにその場に居合わせてシャッターを押したというシンプルなもの。誰にでも撮れそうだが、どうしてどうしてこんな瞬間を切り取れるというのも梅佳世さんの才能だ。

私も梅佳世さんのようなユーモアを含んだ写真を撮りたいと思うのだが、なかなか撮れない。興味の対象なんかは似通ってると思うのだが感性の差なのだろう。

「どうだスゴイだろう」的雰囲気の写真展が多いけれど、学園祭の延長のようなじつにユッタリした写真展だった。

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表参道ヒルズから明治通りに出て渋谷方面へ。
ファッションの街とはミスマッチなお寺のお地蔵さん。

炎天下、ブ〜ラブラと渋谷まで歩く。

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ジム・ジャームッシュ監督の『イヤー・オブ・ザ・ホース』のビデオを観てから、『ハリケーン/ニール・ヤング』を聴きたくなって、レコファンでニール・ヤングの中古ベストアルバム購入。

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今春、身の回りの整理をしたいと、レコードCD類を殆ど処分したから手許にはボサノバのCD数枚しか残っていないのだ。久しぶりに骨太なサウンドを聴いて過ぎさりし70年代をしのびたい。

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黒人と白いバイク(渋谷センター街)。
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この暑さを乗り切るにはやはりシッカリと食べることが第一です。

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西新宿小田急ハルク裏『満来』のチャーシューラーメン。
これで1400円也。

ついでに、

もうひとつ。

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上野御徒町昇竜の餃子ライス。
650円也。

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こんなふうに
チャンジー浮遊層は
きょうも行く行く
明日も行く。

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2010年6月20日 (日)

『クレイジー・ハート』には泣いたぜ。

『クレイジー・ハート』を観てきた。

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バッド・ブレッドは人気者のカントリー・シンガーだったが、弟子だったトミーにその地位をとって替わられ、今ではオンボロのヴァンにギター一台だけを乗せてのドサ回り。“ムカシの名前”だけが頼りの彼に用意されているステージはボーリング場だったり場末の店の片隅という扱い。そして彼を待ち受けるお客も、往年のヒット曲に薄れかけた想い出を重ねたいわずかなオールドファンだけという侘しさだ。

そんな旅ガラスのバッドのもとにジーンという女性記者が取材に訪れた。

何回かインタビューを重ねるうちに、無頼派を気取るバッドと、才気活発なシングルマザーのジーンの間には、お互いに引かれ合うものがあって・・・・。

「栄光→失意→再生」

「人生はいつでもやり直しがきくんだ!」という、アメリカ映画定番のテーマだと皮肉に思いながらも、バッドの再起を願うかつての弟子トミーとの師弟愛を絡めた展開に、私はすっかり感情移入して最後のシーンには不覚にも涙ぐんでしまった。

『クレイジー・ハート』予告編をどうぞ。


そういえば
この映画には悪いヤツが一人も現れなかったな〜。

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ジーンはもちろんのこと
日替わりのバンドメンバーも
スターとなったトミーも
ブッキング・マネージャーさえも
かつてのスターを引き上げようと
手を差し伸べていたもの。
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明るくなった館内を見回せば

お客の平均年齢は50歳台というところか。
ちょうど
バッド・ブレッドとリンクする世代だった。

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2010年4月 4日 (日)

サクラ咲く

こういうニュースを見ると

即アップルストアに行って予約したくなる

新しモノ好きの私です。

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NHKテレビ
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Sikiri

数日の寒さで花もちした東京の桜も満開になりました。

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やはり
「七人の侍」と桜は
相性最高です。

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Sikiri2hana

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2010年3月29日 (月)

街のM・J

このまま一挙に満開か?と思われた東京の桜も、この数日の寒さで足踏み状態のようだ。おかげでピークは今度の土日くらいになりそうで、これが『寒のもどり』というらしい。

Sikiri

さて、

「マイケル・ジャクソン死んでムーン・ウォークを残す」

最後の映画『THIS IS IT』のDVDはCD屋以外でもコンビニエンス・ストアやTUTAYAなど各種の店で売られている。本編は同じでも特典映像の部分が異なる数種類のバージョンがあるというのが事情通のハナシだ。

私も中古屋で買っておいた『THIS IS IT』DVDを遅ればせながら観る。

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マイケルを信頼し、マイケルと一緒に仕事ができることを光栄に思うスタッフの姿勢には感動。ただ、この映画はやはり映画館の大画面で観るのが正しい方法なんだなと思う。

というワケで街で見かけたこんなマイケルは如何かな。

渋谷LOFT裏のマイケル・ジャクソン
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上野御徒町のマイケル・ジャクソン
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生前は
奇行だの奇癖だのと
揶揄の対象としてオモシロ可笑しく報じてきたメディアも
手の平返したようにその功績を讃え
『神』に祀り上げられたマイケル・ジャクソンの生涯だ。

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Sikiri2hana

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2010年3月15日 (月)

春だなぁ・・・。

2週間ほど更新を休んでいる間にアクセス数も20万を超えていた。

このブログは2005年1月から公開しているから、62ヵ月で20万という数字は多いのか少ないのかわからないが、よくもこれだけの期間続いたものだと思う。

季節はすっかり春の趣きで、目の回りのカユミはひどくなり、トツゼンのクシャミに周囲の冷たい視線を感じるのもしばしばだ。それでも、春が来るのはやはり嬉しい。

カメラを持って街に出れば、成城東宝撮影所の『七人の侍』と『ゴジラ』。

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これらのヒーローが桜の花に包まれるのも間近い。

『七人の侍』の勇姿に反して、両足を引きずるようにして歩いてきた初老の男性。そのままの歩行が困難になったようで、フラフラッと歩道に座り込んでしまい、呼吸を整えている気配がする。

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私と同世代の厳しい姿にやるせない気分になってしまった。

さて、

北インドのラダック地方の写真展開催中というので西荻窪に行ってきた。

会場に行くまでの途中で見かけたのが『のまど』という本屋さん。『旅』に関する本の専門店だという。

弱小出版社発行の書籍や自費出版など、大型の書店の取り扱いから洩れてしまったような旅行記などを数多く取り揃えていて、背表紙を眺めているだけで旅ゴコロを誘われる。

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こういう専門店が存在するのも西荻という地域ゆえだなぁと感心する。

目的の写真展は、“素人の写真”の域を超えていなくってチョッと肩すかしで早々と退散して街を探検する。

変わらぬたたずまいの『アケタの店』を左に見てさらに進むと、カレー屋『ガネーシャ・ガル』の店頭には我が愛するガネーシャ像がが鎮座ましまして、お店の繁栄と街の平安を見守っている。

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ブラッと歩いた感じでは、“中央線文化”発信の街として栄えた西荻も、かつての勢いを失ったようでフツーの街になってしまったようだ。

『新婚さんいらっしゃい』は笑わせてくれたぜ。

“アノとき”の声が大きすぎて隣の住人が引っ越したというあっけらかんな若い新婚さんで熱くなった会場に登場した二組目の新婚さん。ムコはん80歳、ヨメはん79歳の新婚さんの“アレ”もウマくいったというハナシに盛り上がらないワケがありません。

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イヤハヤ・・・・

ナンとも・・・・

ソノー・・・

春だなぁ。
平和だなぁ。

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Sikiri2hana

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2009年12月 8日 (火)

渋谷百軒店のオーム

「オーイ!生きてんのか?」

しばらくサイトの更新を怠っていたらこんなメールまで届いてしまった。このサイトを私の安否確認にしているヤツもいるのだ。体調を崩して寝込んだわけでもなく、ミャンマーへ向かったわけでもなく、ちょっとサボったらサボリクセがついて、ラクな方へラクな方へと逃げ込んでいたというワケ。

さて、

「世界はやっぱりオームだべし!!!」

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渋谷駅の地下商店街で見かけたオームがこれ。

エスニックショップで目隠し替わりに吊るされていたのだ。


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道玄坂の途中から右に入った百軒店。ストリップで有名な道頓堀劇場正面にいつのまにかインドカレーの店ができていた。


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店内を伺い見るとカウンター席10席未満の小さな店のようだ。ちょうど店外に出てきた店員とインドトークを楽しんだあと、「近いうちにカレーを喰いに来るから」と約束し記念撮影して別れる。


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このインドカレー屋の隣にあるのがこの店。

エスニックな小物を売る店のようだ。


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店内に入ると、お香などとともに目についたのが、喫煙パイプだとかタバコを手巻きするペーパー類。

「ハッパも売ってるの?」と訊こうかと思ったがヤメタ。

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こういう小規模な店が商売として成立するんだなぁなどと思いながら店を出ようと、自動ドアに手をかけると・・・・・・・。

オー!!!
サイババだ!!!


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参ったなぁ。

道頓堀劇場の真ん前で、まさかオームの権化であるサイババさんにご対面しようとは思ってもいなかったゼッ!!!

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ところで、

私がなぜ渋谷百軒店のラブホテル街、淫風が覆う小路を歩いていたかというと、ユーロスペースという映画館へ向かっていたのだ。

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BAGDAD CAFE
New Director's Cut
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1989年に日本で初上映されてから20周年を記念し、
世界中に熱狂的なファンを生み出したあの傑作が、
デジタルリマスターで蘇る。

アメリカ西部の砂漠にあるガソリンスタンドを兼ねたモーテルに流れ着いたドイツ人旅行者のジャスミン。ジャスミンに触れ合うことでウラ寂れたモーテルは活気を取り戻し、得体の知れない住民も生きる希望を見いだす。

1987年に公開されたこの映画が20年を経て“ディレクターズ・カット版”として再び登場というワケだ。最新版は色味がかなり濃くなっていて、それが、アメリカ西部の乾燥した砂漠をさらに強調するようだ。

この映画を語る際には必ず言われるのが、名曲『♪コーリング・ユー』。たぶんCDだけでは特に気にもとめず聴き流した歌だったろうが、映像とともに聴くと、まるで聖歌のように心の中に沁み込むのだ。

人間の再生を描いた好きな映画です。

(渋谷・ユーロスペースにて)

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2009年11月15日 (日)

『沈まぬ太陽』を観てきた

このところ新聞の話題になっている『事業仕分け』

これまでの自公政権では考えもつかない方法で、バサバサと予算を切り捨てていくやりかたには大いに共感を覚えるのだ。もしかすると、本当に必要な事業の“見直し”で予算が削除されたりする事態も起きるかもしれないが、こういう荒っぽい処方箋でしかシステムを替えることができないのだから、大いに期待したいと思う。

「マニフェストで公約したから」と実行しようすれば非難され、マニフェストを見直そうとすれば“ブレた!”と非難される。それならば徹底的に冒険していくことが最良の方法ではないか。

これが「政権交代した」というものだ。

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スジコ、、、、いやいや、イクラ『「実在の人物団体とは関係ありません」などと、コトワリが入ったとしても、モデルが日本航空だというのは一目瞭然。

よりによって、この時期にこんな映画が公開されるとは、、、。御巣鷹山に散った520人の霊が乗り移ったとしか思えない映画でしたね。

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この映画を観て、「こんなデタラメな体質を持つJAL支援に何で我々の税金を遣わなけりゃならんのじゃ!」などと憤ったりして。

     オッチャンオッチャン、、、フィクションだから。

ところで、会社に疎まれてカラチ→テヘラン→ケニアと左遷された主人公が、赴任先のケニアのサバンナで象を撃つシーンがありました。失意の主人公を壮大なアフリカ大陸に触れさせ、チマチマした日本の会社システムと訣別させて再生する意図だったと思います。

だけど、、、だけどネ〜。

ワシは1974年暮にナイロビで遊んでたことがあったから知っているが、ケニア政府は動物保護には神経質で、自然公園内で野生動物一匹轢死させてもヤッカイなことになりました。象を狩猟しその象牙を日本に持ち帰って床の間に飾っておくなんてことは論外。まして、正義感に溢れた設定の主人公の行為とは思えませんでしたね。

このシーンはCGなんでしょうが、国際的に物議を醸しそうです。

それこそ『フィクションです』で済ませることなのかな。

マッ!
JAL関係者には腹立たしい映画でしょうが
野次馬の私は
途中休憩入り3時間の長丁場を
三塚中曽根金丸瀬島カネボウなどと絵解きしつつ
楽しみながら観ました。

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2009年11月 2日 (月)

THIS IS IT/マイケル・ジャクソン

この映画を見るかぎり、マイケル・ジャクソンが死ななければならないカケラさえも感じられない。

観る者すべてに幸せを与えてくれる映画だった。

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THIS IS IT
有楽町丸の内ピカデリーにて。

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けっきょく
命を削ることで人々に歓びを与え続け
すべての役目を終えたところで
一瞬にして消え去ったのかな。
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そう思う。

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2009年10月31日 (土)

『スラムドッグ$ミリオネア』のオーム

2008年度の、アカデミー賞最多8部門受賞という話題の映画『スラムドッグ$ミリオネア』DVD版を観た。

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ムンバイのスラム育ちのお茶汲み青年がテレビのクイズ番組に出演し、難問をことごとく正解し億万長者になるというこの物語。スラム育ちでロクな教育も受けていない青年が全問正解するには、何か不正があるのではないか?と疑われ、警察に取り調べを受けるシーンから始まります。

警察の執拗な取り調べが青年の過去の記憶を呼び覚まし、クイズの正解を与えてくれたというのがミソになります。

それで、私の得意な『街のオーム』へとハナシを結びつけると、、、。

スラム暮らしの少年少女を引き取って衣食住を与える「聖人」のような男が、じつは、歌の上手な少年は薬物で盲目芸人に仕立て上げ、美しい少女は娼婦にするという『裏社会の元締め』だったことに気がつき逃げ出すエピソードがあります。

この『元締め』の配下が運転するワゴン車のフロントガラスに、、。

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一瞬だけオームのステッカーが見えたというワケです。


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「バイオレンス」「サスペンス」、もちろん「ラブ」と観客が映画に求める要素が次々と出現し飽きさせないこの映画。アカデミー賞受賞により世界的には話題を呼んだが、舞台となったインドではあまり歓迎されていないらしい。

なるほど、主人公の回想シーンで、宗教紛争や貧困問題など、インド人にとっては触れて欲しくないテーマがリアルに描かれたために拒否反応が起きたものでしょう。やはり大半のインド人が映画に求めるのは、マサラムービーと言われるような単純明快娯楽映画が一番なのです。映画で他人の苦痛を見るまでもなく、厳しい現実は自分のものなのです。だから夢物語の映画に一時の息抜きを託すのでしょう。

テーマの重さとは裏腹に『スラムドッグ$ミリオネア』はハッピーエンドで終わり、ホッと一息。やはり、こういうシリアスな映画では「腰振りダンスはお呼びじゃない!」んだなぁ、と納得して、スイッチ切ろうとしたら、ナッ!ナンとチャパティマサラドサ!

エンディングロールで
出演者全員が登場し
腰を振りやがったのには
笑ったゼッ!

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ストーリー展開などじつに良く練られた映画で、十分に楽しめた反面、BRICsなどといわれ、経済発展著しいと喧伝されるインドの、裏の面にも目を向けさせてくれた映画でもありました。

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