盗み撮りのオーム
さてさて、相変わらずのオームネタだ。このところオーム画像を見る機会が増えているような気がする。といっても、あまり強烈なヤツではないけれど。
↓
この女性が首に巻いているのが、エスニックショップなどで見かけるオーム入りスカーフだ。他の乗客がいる前で「写真を撮っていいか?」と訊くのがイヤだったので、コンパクトデジカメを調整するようなフリして撮ったのが上の画像だ。
マッ!ごくありふれたオームですから、それほどオモシロイ画像ではありません。
これは紀伊国屋南新宿店で見たオーム。
『Sight』
赤々舎
↓
6階(だったかな)の写真集売り場で平積みになっているこの写真集を立ち読みしていたときに見つけたオームだ。
どこがオームかというと、この女性が着ているシャツが、やはりエスニックショップで見かけるオームマーク入りインドシャツになっている。該当ページをiPhoneでさりげなく隠し撮りというワケだ。
それぞれが心やすらぐ場所で、リラックスしてビデオを観ている姿を捉えた写真集で、カメラマンはまるで空気のよう。カメラマンを意識せずビデオに集中している無防備な表情がじつに素晴らしい。部屋のインテリアなどから、写しだされた人々の過去現在が読みとれて飽きない。
オーム入りシャツ自体は珍しいものではないから、『街のオーム』としてはCランクだが、この写真集は傑作のAランクだ。
本日はお金もっていないから買わないが、そのうち買うことになるだろう。
隠し撮りだけではワルいから、この本を買ってきた。
ジャズの殉教者
藤岡靖洋
岩波新書
↓

↑
決定版評伝
ジャズの可能性を極限まで
追求した男の全生涯を描く
やはり立ち読みしていたらこんな文章が目についたのだ。
(ラビ)シャンカルは、コルトレーンが1965年に制作したアルバム『OM(オーム)』を聴き、さらに招待されて《ヴィレッジ・ゲイト》でのライヴを見た。エルヴィン・ジョーンズとラシッド・アリという二人のドラマーを従え、四人のサックス奏者が雄叫びを上げ、金切り声のようなサックスの咆哮を延々と切り返すコルトレーンの音楽に対して、シャンカルはこう問いかけた。
「この音楽のいったいどこに、人々を幸せにする「静寂」、「安らぎ」があるのだろう?」
そして、「聖音オームの後につづくシャンティ(静寂)の意味を、君はわかっていないね」と厳しく諭した。
コルトレーンはラビ・シャンカルのこの言葉に衝撃を受け、フリージャズ路線から「平和と愛」を希求する音楽へと軌道修正することになる。
紀伊国屋書店の写真集の立ち読みでオームシャツを着てビデオに見入る女性を発見し、別のフロアーでは、コルトレーンのOM(オーム)に触れた一文に接するという、これもなにかの縁なのかもしれない。
そんなふうに結びつけてこの本を買ったのだ。
↓
a
オームがつきまとってくる。
a
a
| 固定リンク

コメント