何もない幸せ〜ギリ3島
『ギリ』とは現地の言葉で「小島」のことを言う。
ロンボク島の北西にギリ3島と呼ばれる小さな島があって、下の写真の、左からトラワンガン、メノ、アイルと順番に小さくなっていく。
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このギリが最近リゾートとして注目を集めているというのだ。
この3島のうち一番大きな島がギリ・トラワンガンで、リゾート地として最初に開発発展している。このトラワンガンの船着き場沿いのレストラン街では毎晩遅くまで、バリのクタ・ビーチをコピーしたようなドンチャン騒ぎが繰り広げられている。そんなウワサを聞いたからには、物見高い私としては覗いてみたい気持ちになったのだ。
ロンボクからトラワンガンへはボートで約1時間。雨季とはいえ、クリスマス・年末年始の旅行シーズンだからホテルが見つかるかな?という懸念もあったのだが、「どうにかなるだろう」と渡ったら、、、どうにかなった。船着き場に網を張っていた客引きの後を尾いて何軒か物色したら、どこも空き部屋があったから、ケッコー供給過剰のようだった。
賑やかな船着き場周辺から少し奥に入ったホテルの静かな部屋を確保。朝飯つきで2500円くらいだったと思う。やはりエアコンつきだと3000円くらいになる。
荷物を置くのもソコソコに島内探検に出かけたのだが、スンギギとは違ってのどかなものだ。
船着き場前の一本道を挟んだ両脇には、旅行者相手の土産物屋や小ジャレたレストランが軒を連ねていて、このあたり一帯が不夜城となって賑わうらしい。高級ホテル前のこんな電灯も旅情を誘うではないか。
その砂浜で、鎖に繋がれた猿が白人観光客の腕のカサブタを喜んで食べている不思議な絵柄。
レストランのお嬢さんが可愛がっていたネコ。いま気がついたのだがこのネコとお嬢さんお顏はソックリだ。
ギリ3島で一番大きなトラワンガンといっても歩いて2時間もあれば一周できる。
夕日ポイントにあった素敵なバーは『MAULIN BAR SUNSET』と読める。やわらかな風を感じながら味わうビンタンビールはまた格別だろう。でも、晴れてるときは問題ないけれどスコールのときなどは隠れ場所がないみたい。
夜になり、今までどこにいたんだ?と思えるくらいの数の旅行者が湧いてきて、メーンストリートは混雑し始めた。バンドが入っている店があったり、DJの作るスクラッチノイズに身体を揺らせたり、、、これが『パーティー』というものなのか。300mくらいのメーンストリートは盆と正月に忘年会に新年会を煮込んだような騒動だ。そんな通りからちょっと奥に入れば表の騒動のカケラもない静かな村だ。そこには観光客には無関係な地元島民のフツーの生活があった。
トラワンガンから隣りのギリ・メノへはボートで30分くらいだった。
やはり、船着き場周辺でゴロゴロしていた地元の青年に案内させて見つけたホテルがこれ。1000円を800円に値切った、ホテルというより高床式の小屋だ。
ギリ・メノはトラワンガンよりさらに小さな島で約1時間で島内一周できる。観光客も少ないからこんな砂浜を独り占めだ。
トラワンガンとは僅かしか離れていないのに、さらにのどかなものだ。
向こうに見える緑の島がギリ・アイルで、その向こうがロンボク本島になる。
ギリ・メノで1泊したあとさらに西の小さなギリ・アイルに渡る。ギリ・メノ→ギリ・アイルは約30分ほどだ。やはり船着き場の青年に案内させて馬車で島内を廻り、ホテル探しをした結果、フロント青年の使ってたiMacが気に入って決めたのが『ホテル・マタハリ』。
こんな部屋で朝飯つき1000円だったと思う。
このギリ・アイルにしても1周1時間コースという小さな島で、ギリ3島の中でも一番純朴さが残っている感じだ。島のアチコチで、旅行者というよりはコテージを借りて何ヵ月という単位で滞在しているオモムキの白人を見かける。
後で知ったのだが、スピードボートを使えばバリから1時間30分でギリまで到着できるそうだ。だから騒がしいバリを敬遠して、このギリ3島を目指す旅行者も増えてきているのだろう。確かに、何もないのも観光資源の一つなのかも知れない。
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脳みそがウニになって
かえってボケが進行するんではないか?
そんな余計な心配をしてしまうほど
素敵なギリ3島だった。
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