« 有楽町のオームから『13人の刺客/三池崇史監督』へ | トップページ | 27インチMac登場 »

2010年10月12日 (火)

西新宿のギリヤーク尼ヶ崎とガネーシャ

2010.10.11(月)

昨日の雨はどこへいったやら。東京秋天の日曜日、大道芸人ギリヤーク尼ヶ崎の新宿公演を観にいく。

会場は西新宿三井ビルの野外広場。70年代に新宿路上で何回か遭遇したことがあるが、「お代は不要、投げ銭大歓迎!」というムカシと変わらぬスタイルを貫き通している舞踏家だ。

会場に立てられた目印の幟り旗。

101012_1

a

2時ピッタリに
「いま、旅から帰った」
という姿でギリヤークさん現れる。
まるで全財産がこのトランクに入っているという趣きだ。

101012_2

a

大道芸人に相応しいステージというように
半畳ほどのゴザを敷き
そのゴザに座って会場設営。

101012_3

a

次に上着を脱ぎ衣装の準備だ。

101012_4

a

広場を埋めた観衆は息を殺してギリヤークさんの仕草を見つめる。

101012_5

a

まるでバッテリーをチャージするように
化粧をしながら気を高めているようだ。

101012_6

a

そして
ただの老人だった男が舞踏家へと変身したのだ。

101012_7

a

ノイズ混じりの旧式カセットテープラジオからじょんがらが流れると、

101012_8

a

高層ビルの一角には魔界の雰囲気が充満する。

101012_9

a

しばしのパフォーマンスの後
観客を呼び込んでのよされで緊張がほぐれる。

101012_10

a

投げ銭飛び交う中
大地をのたうちまわる姿は次の緊張感をまねく。

101012_11

a

これは太古の記憶を呼び覚ますシャーマンの舞いかもしれない。

101012_12

a

最後は亡き母の遺影を手にしての鎮魂の舞いだ。

101012_13

a

始まる前の厳しい顏から一転
安堵の表情を浮かべるギリヤーク尼ヶ崎さん。

101012_14

ギリヤーク尼ヶ崎さんは今年80歳になったという。

年相応の体力の衰えの上に、心臓ペースメーカーを埋め込んだ身体での舞踏ゆえに、地面を転げ回るときには胸のペースメーカーを割らないように庇いながら舞うのだといいます。「コレが壊れたら終わりだもんネ」とはだけた左胸心臓部分には10センチ四角の膨らみが見える。

プログラムが終わったあと、そのまま地面にへたり込むように座り、客席から気を送り励ましてくれた皆に礼を述べ、88歳になっても大道芸を続けたいと穏やかな表情で語るギリヤーク尼ヶ崎さんでした。

そんな誠意の固まりのようなギリヤーク尼ヶ崎さんの言葉を聞いていると、、、

・・・アッ!オームだッ!

私の隣りで象面神ガネーシャが微笑んでいるではありませんか。

エッ?何ですか?

ア〜・・・このガネーシャの写真撮るの?

いいわよ!

そんなイキサツののち撮ったガネーシャがコレだ。

101012_15

a

立って半畳
寝て一畳
天下取っても二合半

a
たとえ天下人になっても二合半ていどの飯で満腹
それならば
せめて
足ることを知り
貪りを制御する人生を送りたいものだ。

a
ギリヤーク尼ヶ崎さんの舞踏に魂を癒されると
なぜかガネーシャをまとった美女まで現れやがった
西新宿三井ビル広場でした。


a

|

« 有楽町のオームから『13人の刺客/三池崇史監督』へ | トップページ | 27インチMac登場 »

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)


コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。



« 有楽町のオームから『13人の刺客/三池崇史監督』へ | トップページ | 27インチMac登場 »