50・60は鼻たれ小僧
数年前、テリー・ファンク引退の新聞記事を読んで「プロレスラーの引退とソニー・ロリンズの引退はアテにできない」などという記事を書いたことがありました。何回目かの引退宣言と引退興行の記事をから「プロレスラーの引退とソニー・ロリンズの引退はアテにできない」と皮肉ったつもりでした。
テリー・ファンクというのは、兄のドリー・ファンク ・ジュニアと共に馬場さん時代の全日本プロレスで活躍したプロレスラーで、ブッチャー/シーク組との“血の抗争”は語りぐさとなっている。そして、ソニー・ロリンズは言わずと知れた“ジャズの巨人”だ。両者とも、サカリの過ぎた晩年になっても来日して、義理堅い日本人ファンを喜ばせたものです。
ドリー・ファンクの消息はその“引退”記事のあとは聞こえなくなったから、彼は本当に引退したのだろう。
対するソニー・ロリンズの方はというと、数年前に「これで引退!最後の日本公演」という広告を読んで、「やっと引退するのか」と、なんだかホッとした気分になったのを覚えている。
やっと引退したと思ったそのロリンズだが・・・・・。
まだ引退していなかったぜ。
↓

モダン・ジャズ“最後の巨人”のステージを見逃すな!!
ソニー・ロリンズ
“80歳記念ツアー2010
.
“日本の皆さん電気ですか?現在ニュー
アルバムの準備に取りかかっています。
2011年の春までには皆さんにお届けで
きると思います。今回のツアーではその
中からオリジナル曲も披露する予定なの
で、楽しみにして下さい。”あああああ
80歳だってよ。
80歳が悪いというワケではない、かつて先鋭的な音で観客を畏怖させた巨人が、鋭い姿勢を捨て、好々爺然の顔で♪セント・トーマスなどのヒット曲を吹く姿を想像するのはイヤなのだ。「引退」「最後の引退」をウリに過去のビッグネームにすがって出稼ぎに来ているように思えてならないのだ。
もっともロリンズ本人にすれば「オレは引退宣言などしない!生涯現役!」だということなのかも知れないが。
フェードアウトするタイミングは難しいなぁ。
偉大な過去をもつひとの晩年をみると
特にそう感じるのだ。
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