東京都写真美術館に行ってきた
写真ブームといわれている。
たしかに街を歩いていると、私も含めてだが、カメラを首から吊るした人も増えたし、ケータイのカメラを風景にかざしている人々も多く見られる。
カメラ本体の機能が開発され、書店にはマニュアル本が溢れて、誰でもがそれなりの写真を簡単に撮ることができ、誰でもがその写真をブログなどを通じて公開できる時代になったのだ。写真投稿サイトを見ても「どうしたらこんな写真を撮れるのだろう?」と、ハッとする作品を目にする。マッ、その反面フツーのスナップ写真レベルも多いけれど。
自分が撮った写真を不特定多数の人に見てもらえるチャンスがあるということは、それだけ写真の楽しみが増え、首にくいこむカメラの重さも緩和されるというものです。
私も、昨年、日本写真家協会という団体が公募した写真展に初めて応募したところ入選の賞状と副賞をいただいた。“その他大勢”のような賞だったが、最優秀賞だとか外務大臣賞だとかの作品と一緒に全国何ヶ所かで巡回展覧されたのだからウレシー。たとえ、それが“枯れ木も山の賑わい”扱いだったにしてもだ。
そんなことから、ビギナーズラックとは承知の上ですっかり写真ファンになってしまった。
アジをしめて今年も同コンテストに応募したら、今回はハズレ。オモシロイ作品だと思って出品したのだが・・・残念。
その入選作の展覧会が開催されたので、どういう作品が受賞しているのだろう?と見にいってきた。
去年の展覧会は西新宿のビルのロビーをパーテーションで仕切った間借り的会場だったが、今年は“写真の殿堂”恵比寿の東京都写真美術館だ。このあたりにも主催者写真家協会の意気込みが伝わってくるし、昨今の写真ブームの勢いのようなものも表しているように思える。
会場のバージョンアップのみならず、今年の展示作品は去年よりもかなりレベルアップされた印象だ。プロなのかセミプロなのかアマチュアなのか知らないが、展示作品の一枚一枚からは、この瞬間を切り取るために燃やした執念、重ねた研究がフレームを飛び出して迫ってくるようだった。「なるほど、こういう作品の前にはオレの写真なんかはホンのオアソビなんだな」と、落選したことに納得だ。
100人のカメラマンがいれば、100通りの表現があり、表現の可能性は無限にあることを教えられて恵比寿から帰ってきた。
以前プロのカメラマンと話したことがあるけれど、彼によればカメラマンというのはとにかく丈夫だといいます。ネタを求めて歩き続けるから足腰が劣ろえない。また女性専門のカメラマンにいたっては若い女性のエキスを吸収しているからイクツになっても老いないのだそうだ。「だから写真界は長老がアタマを押さえていて世代交代が進まないのだ」と笑っていたっけ。
ヨシッ!歩くことだけはプロにも負けないつもりだから、来年のコンテスト入選を目指して、また街を歩こう。
というワケで、今年落選したために日の目を見なかった私の作品の「ひとり写真展」だ。
2010 年1月
ミャンマーの首都ヤンゴンで撮った1枚です。
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『写真展スケジュール』
第35回2010写真公募展
JPS日本写真家協会展
東京展 東京都写真美術館 5月22日土→6月6日(日)
名古屋展 愛知県美術館 7月6日(火)→7月11日(金)
関西展 京都市美術館 7月27日(火)→8月1日(日)
広島展 広島県立美術館 8月31日(火)→9月5日(日)
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