バンコック伊勢丹のオーム
さて、
バンコックにもヒンズーテンプルがあるから、
周囲の土産物屋には、こんなオームや、
こんなオームがあったとしても不思議ではない。
しかし、このヒンズーテンプル以外に、今回バンコックでは、「こんなことがあるんだろうか?」と思えるオームとの遭遇があったので書いておきたい。
まず、このオームを見ていただきたいのだが。
これは2008年9月28日の代々木公園「ナマステインディア」で撮った写真だ。オームマーク入りバッグを肩にして、ドレッドヘアーを見事にキメた青年がステージの催し物を見ているシーンです。「ナマステインディア」だからオームマークは特に珍しいものでもなかったが、独特な風貌といいバックといい印象の濃い1枚です。
この青年とバンコック滞在中に遭遇してしまったというのが今回のハナシです。
バンコックでは『クイーンズ・ガーデン・リゾート』というホテルに泊まっていた。まぁ、名前は豪華だけどランクとしてはビジネスホテルに毛が生えたようなもの。東京への帰路便が早朝だったため、インフォメーションで「空港へ近くて安いホテルを」とリクエストして紹介してもらったホテルだ。
「空港に近い」というのが売りらしく、深夜便で到着したお客や早朝便に搭乗するお客でそれなりに需要はあるようだ。
空港に近いということはバンコックの郊外になるから、ホテル近辺に観光客向けの施設などは見当たらず完全に地元の人だけのエリアだ。
観光客の施設がないということは派手なネオンやぽん引きの出現もなく、大通りから小路を入ったホテル前には、こんなふうに川藻が流れ込むメコンの支流があって、これはこれで旅情を満たすものがある。
バンコック郊外だから中心の繁華街へ行こうとなるとケッコー不便だ。タクシーを使うのもシャクだから、ホテルのフロントでバスのルートナンバーと乗りかえ地点をタイ語で書いてもらい、車掌にそのメモを見せてルンピニ公園を目指した。
これもバックパッカーらしくっていいな!
そんなことを思いながらバスの固い椅子に座って車窓を流れる景色を見ていると・・・。
ガッ!ガネーシャがいやがった!
なんでッ?
なんでこんな所にガネーシャがいるんだ?
そう思いながら左側を通り過ぎたガネーシャ像を振り返ると!!!!
.オイオイオイ
オームだぜ!!!
「ストップ!ストップ!オレここで降りるから!」
「オマエが乗り換えるのはもっと先だッ」と怪訝顔の車掌を尻目にあわててバスを降りてゲットしたのが上の写真。
このあたりは日本で見られる工業団地の一角で、整地された敷地に2階建てくらいの建物が何棟も建っている。この土地の所有者が事業の隆盛を願って因縁もののガネーシャを祀ったと想像する。タイ語を始めとして、日本語韓国語中国語アラビア語などの文字を使い健康食品の効能書いた看板が見えるけれど、人間の働いている気配がないところを見るとガネーシャのご利益はまだ及んでないようだ。
不思議だよなぁ。
たまたま、空港のインフォメーションで紹介された郊外のホテルに泊まり、ホテルから街に出ようとバスに乗っていて見つけたガネーシャで、あのホテルに泊まってなかったら絶対に知ることがなかったオームだ。
偶然だと思いつつも、「ナニモノかがイタズラしている!」そんなふうに思いたくなるオームコレクションがまたひとつ増えてしまった。
そして、もうひとつオームとの不思議な再会があったのだ。
伊勢丹バンコック店は、お客さんの顔色が日本とちょっと違う程度で日本の伊勢丹と同じ雰囲気だ。こうしてエスカレーターに乗っている気分は新宿伊勢丹のようなもの。そのエスカレーターで上階へ向かっていると、階段を上ってくる足音が近づいてきて、私を追い抜きたい気配がする。
こうして、エスカレーターの動いている階段を急ぎ足で上っていくのも日本式だなぁ・・・そう思いなが、私は自然に右側へ寄って、追い抜こうとする黒い影に通路を空けて何気なく脇を見ると、、、。
アッ!!!
オームだ!!!。
エスカレーター上の私を追い抜いた男性がオームマーク入りのバックを肩にかけていたのだ。それも私に目につくように右肩にかけている。あわててその男性を追いかけ、エスカレーターを下りたところで声をかけた。
「失礼ですが、私は世界のオームマークを写真に撮っている者です。あなたのオームを撮らせてもらえませんか?」
「・・・・・・あ〜、、良いですよ」
↑2010年1月8日
伊勢丹デパート・バンコック店にて。
私は、伏し目がちにオームマーク入りバックを掲げるその男性が、かつて『ナマステインディア2008』で写真に撮った男性だということがすぐに解り、そのことを話をしたいと思った。しかし、彼の方からは他人とのコミュニケーションを望まない表情が見えたので、とくに話を進展させることもなくフェードアウトしてしまった。

↑
2008年9月28日
代々木公園『ナマステインディア』にて。
たぶん、このオームバックは常に彼とともに旅を続けてきたのでしょう、バッグの汚れ具合が1年数ヶ月の時間の経過と、彼の抱える「旅の重さ」を物語っているようです。
不思議だよなぁ・・・・・。
2008年9月に代々木公園で見たオームを
2010年1月にバンコックで見るなんて。
オームとの意外な再会に
「偶然だよ」と思う反面
『精神世界』の大原則である
「引き寄せの法則」
あるいは
「引き寄せられの法則」
という
“宇宙のメカニズム”
のようなものも感じてしまう
「バンコック工業団地」
「バンコック伊勢丹」
オーム2題でした。
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コメント
バンコク郊外の金色のガネーシャも素敵ですが、このドレッドのお兄さんが、代々木でもバンコクでも雰囲気変わらず、そのまんまなのが面白いですね。
投稿: suganokei | 2010年2月 9日 (火) 午後 08時19分