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2009年10月31日 (土)

『スラムドッグ$ミリオネア』のオーム

2008年度の、アカデミー賞最多8部門受賞という話題の映画『スラムドッグ$ミリオネア』DVD版を観た。

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ムンバイのスラム育ちのお茶汲み青年がテレビのクイズ番組に出演し、難問をことごとく正解し億万長者になるというこの物語。スラム育ちでロクな教育も受けていない青年が全問正解するには、何か不正があるのではないか?と疑われ、警察に取り調べを受けるシーンから始まります。

警察の執拗な取り調べが青年の過去の記憶を呼び覚まし、クイズの正解を与えてくれたというのがミソになります。

それで、私の得意な『街のオーム』へとハナシを結びつけると、、、。

スラム暮らしの少年少女を引き取って衣食住を与える「聖人」のような男が、じつは、歌の上手な少年は薬物で盲目芸人に仕立て上げ、美しい少女は娼婦にするという『裏社会の元締め』だったことに気がつき逃げ出すエピソードがあります。

この『元締め』の配下が運転するワゴン車のフロントガラスに、、。

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一瞬だけオームのステッカーが見えたというワケです。


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「バイオレンス」「サスペンス」、もちろん「ラブ」と観客が映画に求める要素が次々と出現し飽きさせないこの映画。アカデミー賞受賞により世界的には話題を呼んだが、舞台となったインドではあまり歓迎されていないらしい。

なるほど、主人公の回想シーンで、宗教紛争や貧困問題など、インド人にとっては触れて欲しくないテーマがリアルに描かれたために拒否反応が起きたものでしょう。やはり大半のインド人が映画に求めるのは、マサラムービーと言われるような単純明快娯楽映画が一番なのです。映画で他人の苦痛を見るまでもなく、厳しい現実は自分のものなのです。だから夢物語の映画に一時の息抜きを託すのでしょう。

テーマの重さとは裏腹に『スラムドッグ$ミリオネア』はハッピーエンドで終わり、ホッと一息。やはり、こういうシリアスな映画では「腰振りダンスはお呼びじゃない!」んだなぁ、と納得して、スイッチ切ろうとしたら、ナッ!ナンとチャパティマサラドサ!

エンディングロールで
出演者全員が登場し
腰を振りやがったのには
笑ったゼッ!

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ストーリー展開などじつに良く練られた映画で、十分に楽しめた反面、BRICsなどといわれ、経済発展著しいと喧伝されるインドの、裏の面にも目を向けさせてくれた映画でもありました。

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