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2009年8月 5日 (水)

ボンフィン教会のリボン

プールで泳いでいると50mの折り返し点で監視員に制止された。

今年1月にブラジルのボンフィン教会で左手首に巻いたフィタと呼ばれるリボンへのクレームだ。要するにネックレスだとかペンダントと同じく、布製のこんなリボンでもプール利用規約に反するというワケだ。

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「これは宗教的なモノだけど、、、それでも外せというのか?」

私はちょっと反論してみせると、監視員は備え付けのテープを巻いてリボンを隠して欲しいという説明だ。

「メンドーやなぁ、、、、これでどう?」

私がロッカーキーのベルトを巻き直してフィタを隠す素振りを見せると、監視員も「言うだけは言いました」という程度だったようで、それ以上コトを荒立てる気もなく頷いて立ち去って行った。

ブラジルの北東部、サルバドールにボンフィン教会がある。

(たしか)18世紀、難破しかかった船の船長が神に祈ったら嵐が治まり、感謝の気持ちをこめて建てたというのがこの教会の成り立ちだそうで、以来、祈ることで数々の奇跡を起こすとして人々に敬われている教会だ。

祈りとともにフィタを結ぶと『心願成就』というのだからじつに解りやすく有り難い教会だ。

フィタはブラジルのサッカー選手によって日本に伝えられ、勝利を招くおまじないとしてサポーターにも広く知られているらしい。そういえば日本ではミサンガと呼ばれて手首とか足首に巻いている人をときどき見ることもある。

私の左手のフィタはボンフィン教会前の土産物のオヤジが、

「自分で外してはダメだ。自然に切れるときがオマエの祈りが叶えられるときだ」

と言いながら巻いてくれたものだ。

あれ以来7ヵ月もなろうというのに、このフィタが簡単に切れそうでなかなかシブトイ。ということは私の祈りを神は未だ受け入れてくれないということになるのか。

もっとも、あのボンフィン教会で私が何を祈ったかスッカリ忘れてしまったけれど。

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このフィタが切れたとき
再びサルバドールのボンフィン教会を訪れて
教会前のフェンスに切れたフィタを結ぶことが
私ののぞみだ。

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