「イパネマの娘」は「ガロット・デ・イパネマ」だ
ブラジル→『♪黒いオルフェ』→ボサノバ→『♪イパネマの娘』
私の中ではブラジルという地名から、こんなふうに矢印がつながっていくのです。そういえばバニー・マニロウの『♪コパカバーナ』という歌もありました。
というワケで、私はいまそのコパカバーナのビーチにおります。
目の前には「コパカバーナ・パレス』というVIP御用達のホテルがあります。もちろん私はこんな豪華ホテルに泊まっているワケではありませんで、このホテルの裏側の★2つは下がる大衆ホテルに宿をとっております。
5ツ★ホテルに泊まっていようが2ツ★ホテルに泊まっていようがコパカバーナビーチは皆のもの。海岸端をプ〜ラプ〜ラ散歩すれば、さすがサッカーの国。カナリア軍団のユニフォーム着たこんな男や、
オヤ?!ロナウジーニョさんまで、日頃から鍛えた芸で通りすがりの人々の足を止めてチップを稼いでおります。
ビーチに目をやればバレーボールに興じるグループや、
サッカーに興じるグループ。
こちらは1対1でゴールを競う子供たち。
さすがサッカー王国だけに真剣度が違います。日本の子供たちが“塾の合間の気分転換”におこなうタマ蹴りなどという甘っちょろさは微塵もありません。この世代からすでにボールという“世界”を奪い合う競争が始まっています。
そして、目を転じれば、、、、。バレーボールのように見えるけれど、じつはこれ、手を使わないバレーボール、つまりサッカールールのバレーボールなのです。ワン・ツー・スリーでボールを敵陣にちゃんと返せるからたいしたもの。このグループはファミリー対抗戦のようで、親と子、姑と嫁、家族が敵味方に分かれて、ことサッカーについては容赦しないゾッ!という雰囲気が伝わってきます
こちらは2人対2人の対抗戦。双方意地の張り合いで、なかなか鋭い目は海辺のゲームの域を超えているようです。
熱戦の末決着がつき、負けを受け入れたくない敵方を慰めるタトゥー男。たかがビーチバレーといえども、このようにオトコとしてのプライドがかかっているのです。
最後には納得して、敵味方双方が身体についた砂を落とすべく水辺に全速力で走っていくあたり、正に“これが青春だ!”のシーンでした。
コルコバードのボールを巡るこんなドラマを眺めたり、出店を冷やかしたりしながら自転車でイパネマの海岸へ。コパカバーナもイパネマも、海岸沿いはリオで財をなした人々の住宅や別荘になっていて、その中でもとくにイパネマはコルコバードほど俗化されていなくて良い雰囲気。
さて、
世界中でこれまでに最も多くカヴァーされた曲はザ・ビートルズの『♪イエスタディ』とアントニオ・カルロス・ジョビンの『♪イパネマの娘』だといわれます。たしかにこの2曲のバージョンは数限りなく聴いたことがあります。『♪イエスタディ』の成立については知らないが、『♪イパネマの娘』は作曲者のアントニオ・カルロス・ジョビンが、イパネマのカフェに座りながら外を歩く女性を見ていたときに浮かんだメロディだというのは有名な伝説。
私がイパネマに来たのは、もちろん『♪イパネマの娘』の磁力に引きつけられたもの。
そのアントニオ・カルロス・ジョビンがこよなく愛したカフェが現在でも残っているときけば、音楽ファン・ボサノバファンとしては絶対にチェックしなければならないポイントです。
道を訊くに『Girl From Ipanema?』と言っても通じず、改めて『Tom Jobin?』と訊き直せば、、、。男の指差した方向に「GAROTA de Ipanema」の文字。
オー!アレがそうか!見つけたで〜!!!
壁にはアントニオ・カルロス・ジョビン自筆になるという『♪イパネマの娘』の楽譜。
トム・ジョビンの写真や楽譜が壁一面に貼られたL字型客席は100人ほどのキャパシティか?地元以外からの観光客と思しきお客で7割方の入り。
窓際の席に座りイパネマの通りを眺めながら、「やっと此処まで来れたなぁ」という思い。日本→ブラジルの距離的なことではなく、私自身のこれまでの過ぎ去った年月への感慨でもあったように思える。
もはや、、、旅にはひと区切りがついたかな。
本日のイパネマ・ビューティはこのお嬢さんがた。
カフェ「GAROTA de Ipanema」に隣接した土産物店で、トム・ジョビンの自筆楽譜をあしらったTシャツを買ったときのワンショットです。
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コメント
ジパゴさま
バニー・マニローの『♪コパカバーナ』はラスベガスのクラブの名前だったんですか。てっきりリオのコパカバーナを歌ったものだと思っていました。“悲恋”にしては曲調は明るかったですね。
Garota de Ipanemaにはバンドの入るスペースがありませんでした。対面にトム・ジョビンの盟友作詞家のViniciusの名前をいただいたViniciusという店があって、ここではバンドが入ってるそうです。
ただし、演奏始まるのが夜10時過ぎということで、悪名高きリオの街を深夜歩きたくないのでチェックはしていません。
えあじん
投稿: えあじん | 2009年2月 8日 (日) 午後 07時54分
これがあの有名なボサノヴァの聖地ですか。
ここで見られてラッキーです。
中にはバンドが入ってるとか?
ところで最近まで知らなかったのですがバニー・マニロウのコパはラスベガスにある同名のクラブでの悲恋を歌ったものです。もっとも、店名の由来はブラジルのコパから名付けたらしいです。
投稿: ジバゴ | 2009年2月 8日 (日) 午後 01時31分