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2009年1月16日 (金)

すべては、、、ボン!だ

ブラジル行きの発端は、一昨年のお盆だったか正月だったかのこと。集まった親戚の間で「ブラジルの叔父の暮らしぶりを見に行こうではないか?」とのハナシが持ち上がり、その場のナガレでサンパウロの叔父に電話をすると「大歓迎だ!いつでも良いから皆で来い!」ということになって一挙に盛り上がったのだという。

「オレも行きたいから具体的なことが決まったら連絡を」と兄に頼んでおいたもののその後音沙汰無し。「ブラジルのハナシはどうなった?」と確認すると、「遠い」だとか「休みがとれない」だとか、けっきょく酒席の勢いで盛り上がったもののいつのまにかフェードアウトしてしまった気配。

 「それならオレが代表で行ってくるから餞別頼む!」

“クチの重さと腰の軽さ”が信条のチャンジー・バックパッカーを自称する私が、年末年始の挙行に焦点を合わせてネットで格安航空券を探し始めたのが8月初旬のこと。ところが、簡単に見つかるだろうと思った航空券がなかなか見つからない。あとで知ったことだか航空会社は夏期以降年末年始の航空運賃は9月初旬に決定して発表するものらしい。

それでも出発帰国日を微調整しながら、ワシントンDC経由サンパウロ行きを押さえて8月中旬には準備完了。おりから「ブラジル移民100周年」の節目を記念する日伯官民挙げてのイベントとリンクしてイヤがオウでも気分が盛り上がりアタマの中はカーニバル!

まだまだ先のことだと思っていた出発もいつのまにかすぐソコまで近づき、古里の親戚一同からはお土産に持って行けと煎餅の箱が届き、かさばってしまった荷物にこれまでの旅行では持ったこともないスーツケースを買い増しするありさま。バックパッカーとしては失格だなと苦笑い。

そして、母から届いたのは異国で50数余年暮らす末弟に宛てたカタカナひらがな混じりの涙腺ゆるむ手紙と私への餞別。いまどき海外旅行に餞別というのも大時代かもしれないけれど「センベイよりはセンベツ!」ありがたく頂戴する。

社内で回覧される忘年会新年会の案内の欠席欄にチェック入れているうち、有給休暇全消費を目指すチャンジー・バックパッカーを乗せたユナイテッド航空は一瞬にしてワシントンDCダレス空港へ到着ということになります。

ダレス空港でサンパウロ行きの乗り換えに約6時間の空白ができ、さて、このままジッと待合室で時間を潰したものか?それともワシントンの街まで行ったものか?と思案していると、おりからお客を運んできて帰りかけたタクシーの運転手と目が合った。

「オレ10時のサンパウロ行きに乗るアル。
空港からワシントンセントラル観光。
再び空港戻るハ夜7時。
いくらするアルか?」

こんなやりとりの結果150ドルで妥結。スチュワーデスからは空港→ワシントンは片道で50−60ドルと聞いていたから、まぁ、こんなモノだろう。

タクシードライバーが雲助に変身されても困るから、イラクでのブッシュ靴投げ事件などを話題に盛り上げ、友好関係形成につとめ出身地を訊けばギニアだと言いやがる。「オレは40年前セネガルのダカールからバマコを経由してナイロビまで横断したことがあるゼ!オマエはまだ生まれていないだろ!」

これでツカミはOK!ギニアから来て8年だというタクシードラバーのヒトミにジャパニーズに対する尊敬が芽生えたように見えたのは気のせいかも知れないが、雲助に豹変することもないだろう。

そんなこんなのセッションを楽しみながら、片側5車線だかの快適な道路を小一時間ほど飛ばせばタクシーはもはやワシントン市中の気配。ちなみにダレス空港はワシントンDCではなくミズーリ州にある。

映画などで見たことのあるこんな建物や
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こんな建物

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こんな建物を見学したり

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ブッシュ宅を眺めたり

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さらに、これがポトマック、あれがペンタゴンなどと市中巡りののち空港へと戻り、ギニア出身運転手に旅の安全を祈られたりしてサンパウロ行きにチェックイン。

クリスマス休暇を母国で楽しもうというブラジル人で満席のUA機は定刻にダレス空港を飛び立った。

時間的に無理かな?と思っていたワシントン市内の観光も一応できて、まぁ良かった。あとはサンパウロに着くだけと、聞こえるポルトガル語の響きをBGMに寝酒代わりのビールを飲んで目を瞑れば、いつのまにかストーンと寝入ってしまった。

これまでは良かったのよ!
旅の出足としてはパーフェクトだったのよ!
ところが
これからがケッコー大変なことになったのよ!

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