渋谷道玄坂のオーム
年をとってからの一ヵ月は若いときの一週間以上の早さに感じるこのごろ。サンタクロースは押し入れから紅白の衣装を引っ張り出して、去年よりもチョッと太ったかな?とメタボの心配をし、山下のタッチャンはノドの調子をみながら「♪兄は夜更け過ぎに雪絵と変わるだろう・・・」などとセルフツッコミをいれて、もはや12月。渋谷東急ハンズの園芸コーナーは色鮮やかなポインセチアが疲れた目を休ませる。
ブラジル人監督の『ブラインドネス』を観に渋谷に出てきたのだけれど、ちょっと裏に入ったら、渋谷クワトロの入っているビルの1階がブックオフになっていた。
公園通りのヤマダ電器といい、このブックオフといい、三色がヤケに目障りになってきた渋谷の街だぜッ!。
さて、
その渋谷の道玄坂をプラプ〜ラ下っていて、ハッとして足が止まった。
今、足早やにオレを追い抜いて行ったカップルのあのムスメさんはオームじゃなかったか?
あわてて、カップルの前に回り込んでムスメさんに話しかけた。
「あの〜、あなたのこのマークを写真に撮らせてくれません?」
(私はこんなときのためにバックに縫い付けてあるのだ)
「エッ?アタシ、、、そんなモノ・・・知りませんヨッ!」
「ホラ、ここにあるじゃありませんか?」
「アラ〜!ホントだ!!!同じマークだわ〜!!!。でも、これが何か意味があるんですか?」
「このマークはオームといって、インドではとっても聖なる象徴として崇められているんですヨ〜。ボクは街で見かけるこのマークを収集しているんです」
「そうなんですか?今までチットも気がつかなかったワ〜!それじゃお目出度いマークなんですネ!ラッキー!!!」
彼女は屈託なく笑いながら、首に巻いたマフラーを写真写り良いように広げてくれたのでした。
折り畳まれて首に巻かれてあったオームマークに気がつくなんて、、、
ワシもちょっと異常かな。
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