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2008年10月 3日 (金)

『夢をかなえるゾウ』のオーム

ふだんテレビドラマほとんど見ない私だけど、街のオームハンターを自称する者としてはこんな番組はチェックしなければなりません。

2008.10.2(木)産經新聞ラテ欄

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150万部は売れているというベストセラーのテレビ化で、希望を持てない若いサラリーマンとガネーシャのセッション物語。

ガネーシャというのは、父親がシヴァ神、母親がパールバティ妃のセガレで別名象面神といわれるように、ボディーは人間で頭は象というインドの神様。ちなみに、ガネーシャの弟はスップラマニヤムという日本では韋駄天と呼ばれる足の速い神様。

シヴァとパールバティが象になって交合したからとか、ガネーシャの悪戯に怒ったシヴァ神がガネーシャの首を切り落として、代わりに象のアタマをすげ替えたからとか、象面神成立には数種の言い伝えがあるらしい。もちろん誰も見ていたワケではないから真実は神様にしかわからない。

いずれにしても、オドロオドロしいこのガネーシャがインドでは人々に幸運をもたらす最強の神様として敬われているワケです。

このガネーシャが、日本のアパートの部屋でクスブっている若いサラリーマンの部屋に出現して、成功へ至るヒントを与えるというのが粗筋。その成功へのヒントというのは例えば「靴を磨け」「腹八分目にしろ」「トイレをキレイにしろ」などなどごくごくありふれたもの。つまり日常の些細なことを律するのが成功への一歩だということになります。

私は“ガネーシャ”の名前に釣られて原作も読みかけたけれど、過去の偉人のエピソードに上手に色づけした類いの本で、最後まで読み終わることもなく本棚のどこかに積まれています。それにしても150万部という数字には恐れ入ります。今の世のなか何がヒットするか分からないものです。

今回のテレビ番組もオームネタ探しという一点で見ていたけれど、特にオームマークが現れることもなく、相手のことを『自分』と呼びかける関西式言い回しが気持ち悪く最初の段階でテレビを消してしまった。

だから、この青年が成功したのか、『主任』と呼ばれていた美人上司と結ばれたのかどうかはわからない。マッ!けっきょく結末がどうなろうとどうでも良いことだ!ということ。

せめて
このガネーシャのネックレスがオームマークだったら
『街のオーム』としては成立したんだけどなぁ。

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この本がベストセラーになり
こんなふうにテレビ番組にもなったということは
やはり
作者へガネーシャのご利益が降り注いだのかな?
.
だとしたら
ガネーシャ侮るべからず。
.
そんなことを思った昨夜のテレビ番組でした。

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