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2008年6月15日 (日)

東方の知恵/スコット・リン・ライリー

「イランで誘拐されていた横浜国大生の中村聡志さんが解放された模様」というニュースがNHKTVで放送されていた。

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昨年10月の事件勃発から日が経つごとにメディアの関心も薄れていったようで、安否も判然としないまま月日が過ぎて「日本という国は一旅行者を救出することもできないのか?!」と心配していただけに、まずは一安心。罪のない旅行者が運悪く巻き込まれた事件だったのに、「自己責任追求!」などと日本社会でのミョーなバッシングが起きなければよいがと気にかかります。

年代は親子ほど違えども、同じバックパッカーの仲間だという意識をもっているのです。

Sikiri

SCOTT LYNN RILEY(スコット・リン・ライリー)の写真と宮崎信也選の東洋の教えがセットになっている『東方の知恵/角川書店』という本をときどき開いてみます。

無垢なまでに神々しい人々の「人間讃歌」とも呼ぶべき写真と、教条的過ぎない平易な賢者の言葉に、そのときの自分のココロの有り様を気づかされたようでハッとすることもあるのです。

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東方の知恵
スコット・リン・ライリー

宮崎信也=編
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角川文庫ソフィア
1999年3月25日初版
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東方に古より伝わる知恵の言葉は、
いつも路傍の人々によって語りつがれていった。
インドからスリランカ、ヴェトナム、チベット、中国そして日本。
漂白する写真家がとらえた東方の美。
そこには私たちが忘れかけている、
知恵の言葉があふれている。


きょうもパラパラめくっていたら、その本の途中のページに何故か一枚だけ付箋がついているのを発見。

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そのページにはこんな短い言葉があります。

あたかも陸地に投げられて、
水の住み家から取り出された魚のように、
この心はあばれ、逃げ、動揺する。

ーーー「ダンマパダ」、心の章

付箋は糊で貼ったように固まっているところみると、陸地に投げ出されてバタバタする魚のように、自分のココロを制御できずにいたときもあったのでしょう。

もっとも、今でも同じようなものだけど。

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