ジャズメンとの約束/中山康樹
以前、西新宿地下広場でオマワリに連続して職質受けた顛末をこのサイトにアップしたことがありました。オマワリの職質で重大犯人が捕まったり、事件の発生を未然に防げることもあるだろうから、職質のすべてを否定するものではないとアタマでは理解しても、イザ自分が当事者になると気分の良いものではありません。
ましてや、事務用小型ナイフやドライバーを所持していただけで警察で調書を取られたり、オマワリに職質件数のノルマが割り当てられて、ノルマ達成のために応対しやすい風体の通行人を選別して声をかけているなどということを知ると不愉快さが倍加します。
私の場合はもちろんオマワリに口実を与えるようなモノを所持していたこともなく、2回の連続職質を『オマワリWセッション』などと、ブログネタ収集経験とオモシロがる余裕があったけれど、職質を拒否して振り払った手がたまたまオマワリに触れて「公務執行妨害!」となった事例もあるそうだから油断できません。
数日前からこの『オマワリWセッション』へのアクセスが増えたのを不思議に思っていたら、この章が2チャンネルのどこかで紹介されているらしい。どうやら秋葉原でのあの事件以来オマワリによる職質が増えていて、“アタマにきた”職質体験者がオマワリへの不満をブチまけ、職質への対応策を考えようという書き込みの中で、私の経験もひとつの参考例として紹介されてリンクを貼られているらしい。
書いた当人としてはいつ頃のハナシだったのかも忘れてしまっていることだけど、2チャンネルで紹介されていることが光栄なことなのか?迷惑なことなのか?複雑な気分です。
秋葉原事件に関連したことでは、「殺人予告」などの書き込みも警察は容赦なく摘発してるようで、すでに何人かは逮捕だとか書類送検などのしっぺ返しも受けてるみたい。このご時世、ホンの軽い冗談のつもりが冗談で済まなくなるほど、社会全体が酸欠状態でアップアップしているのです。個人の特定など不可能だと思っていたネット上の匿名の書き込みも、専門家にかかれば軽〜く割り出されてしまうのが実情です。ユメユメ軽はずみな書き込みなどは押さえましょう。
私の職質体験が2チャンネル愛好家諸氏にどのように読まれたのかわからないけれど、今になって新宿駅西口のWセッションを振り返れば、あのときは結構カッカしてオマワリに絡んだけれど、サッサとカバンを開いてみせてズラかる方が得策だったのかとも思えるのです。
オマワリから一本取ったとしても特に自慢になることでもないもんネ。
最近読んでいるのがこの本。
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ジャズメンとの約束
中山康樹
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集英社文庫
2008年3月25日
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著者の中山康樹さんは元スイングジャーナル編集長だった経歴をもっていて、したがってジャズ関連に対しての造詣の深さは超一流。そして担当エリアはジャズ以外にもボブ・ディランから桑田圭祐までポップス全般に及び、その音楽オタクぶりは尋常ではありません。この方のスゴイところは単に知識を披瀝するというよりは、そのミュージシャンに対する熱烈な愛情が溢れているところにあります。
世に音楽評論家を自称する人はヤマほどいても、レコード会社やプロモーターの御用ライターの匂いプンプンで信頼性に欠けるけれど、この方の音楽評は100%受け入れて間違いありません。これまでの『聴け!』シリーズなどは私にとってバイブルのようなものです。
今回の中山康樹さんの本はこれまでの活動の中で付き合いのあったジャズメンのエピソードを集めたもので、それぞれがショートショートの味わいある文章ですからどの章から読んでもOK!最後のオチにニヤリ、あるいはホロリとできれば立派なジャズファンです。
もしこれまであまりジャズは聴いてなかったいう方でも大丈夫。
今回の文庫本化に際して『マイ・フェイヴァリット・ジャズ30』として文字通り30枚の著者愛聴盤が巻末に紹介されています。これらのアルバムはどれも入手可能ですから、これらを一枚一枚聴くごとにジャズへの興味が増していくことを保証いたします。
ちなみに、この『マイ・フェイヴァリット・ジャズ30』の中に私の知らなかったアルバムがあって、即ディスクユニオンで買ってきたのがこれ。

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You Must Believe In Spring
Bill Evans
1997年録音
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激しく思う。そしてビル・エバンスというピアニストは、
こういう音楽を手に入れるために生涯を捧げていたのだろうと夢想する。
ジャズといえばピアノの人気が高いが、このアルバムを凡百の
ピアノ・トリオ盤と同列に置くことはできない。
あまりにも崇高にして深く、そのサウンドは永遠に澄んでいる。
奇跡のようなアルバムだと思う。
ビル・エヴァンス最終到達地点ではないだろうか。
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知らなかったでは済みません。
聴かないワケにはいきません。
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