筒井康隆、筒井康隆を読む/筒井康隆
津波のように突如として溢れ出した「四川省地震災害ニュース」に私は違和感を感じることも多いのです。
ラサ争乱以降現在にいたるまで西側報道陣の入境を拒み、ラサからの情報を遮断しようと必死の中国政府。今回の地震では一転西側報道陣を受け入れ、被害情報を世界に発信させているサマを見るにつけ、なるほど、ラサ争乱では国家存亡の崖っぷちで隠さなければならないことがヤマほどあったけれど、今回の地震発生は天災だから、オープンにして世界の注目を集めることが得策ということなのか?
ラサ争乱で北京政府に虐殺されたチベットの人たちの数も、今回の地震被害者数に組み込まれて、ラサ争乱そのものがウヤムヤにされていきそうで不安なのです。
そんなウガった見方がそうハズレでもないように、世界各国の救助隊派遣受け入れを表明した中国の姿勢に、
「中国もやっと国際社会の常識が通じる国になりつつある」
などとして、「日中友好」のナガレへ誘導しようというメディアの論調が目立ちます。
しかし、
しかしだなぁ!
中国がそれほど簡単に変わるワケないだろが!
世界各地での“聖火”リレー騒動や、長野での五星紅旗のウネリを実際に見せつけられた私としては、メディアの伝える中国情報なんて全て中国へのオモネリの結果としか思えないのです。
.『筒井康隆、筒井康隆を読む』を観に下北沢の北沢タウンホールへ。
私は筒井康隆の熱心なファンではないけれど、作者自身の朗読に山下洋輔がからむとなると、これはチェックしておきたい企画です。
まず、筒井康隆ソロで、R中オトコの体内にアルコールが沁みていくごとに現れる幻覚を描いた『おもての行列なんじゃいな』でスタート。ちゃぶ台の一升瓶から酒を湯のみに注いでグビグビ飲ると、表を日露戦争やら大東亜戦争やらの兵隊さんの行列が順不同敬称略で通り過ぎていくという趣向。
次は、筒井康隆退場後山下洋輔が登場してエリントンナンバー『Things Ain't What They Used to be』のソロピアノを引き取って、筒井/山下のセッションで『昔はよかったなぁ』。
これは、放蕩を重ねた末に、今はタバコ屋の店番をして細々と暮らしているオトコの昔話につきあわされるという仕掛け。なるほど、筒井作品は作者が声を出しながら口語体で書かれたものだったのか。どこまでがホントでどこまでがウソなのか分からないオトコの自慢話に、寄り添う山下のピアノが美しい。
『筒井康隆全作品集』はタイトルそのまんま。スライドに映される筒井作品を見ながら山下洋輔が、ふだんの山下ピアノからは想像もできないようなカクテルピアノ風でBGMに専念するというワケです。
そして、本日のメーンイベントは筒井山下のセッションでの『関節話法』。
“地球外惑星・マザング”との国交樹立によって初代大使として赴任した男。コミュニケーション方法は、口の発する言葉ではなく関節を鳴らす音だけというのがマザング語。その男がマザングと地球間に突如勃発した外交問題解決のために、地球の存亡を賭けて身体全体の関節を駆使して“言葉”を発し交渉にあたる・・・という物語。擬音駆使する筒井康隆おハコの作品を熱演。
御年70数歳の筒井康隆が、そのお年をモノともせず、身体をくねらせて関節音発するサマは抱腹絶倒。ちゃんとジャズのリズムになっていて、帰りの電車の中でも思い出してはニヤニヤしていたのです。
テレビも新聞も日本救助隊の現地での活動が中国で支持されているかを大々的に伝えています。
↓

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中国側から援助隊に新たに指示された北川県の救助現場は、
生徒数役1500人の中学校。
すでに軍が救助活動をした場所だ。
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隊員からも
「なぜ軍が活動したところに、われわれを行かせるのか」
と首をかしげる者もいた。
(5/18 産經新聞の記事より)
こんな新聞記事数行からでも、中日友好を標榜するその裏で、じつは
日本救助隊にポイントを上げられたら
中国軍救助隊の活動が薄められて
中国政府への国民の不満が高まり
さらなる暴動に発生する。
だから
日本救助隊のポイントは最小限に止めよ。
こんな中国政府のハラの中が透けて見えたりするワケよ。
ミャンマー、中国、それぞれの犠牲者数は毎日毎日増え続けて、自然の恐ろしさを思い知らされるばかり。犠牲者を悼みつつも、そんな天災までもここぞとばかりに 利用しようとする為政者と協力するメディア、それらの動きに洗脳されることがないよう冷静に監視していかなければなりません。
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