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2008年5月27日 (火)

青い水赤い水/友川カズキ

友川カズキ(かずき改め)とNumberの組み合わせというのは、、、

競輪選手の特集なのかな?

そんなことを思いながらページをめくれば。

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Number 703
格闘大国
再生計画
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文芸春秋
2008.05.22発行

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ナンバーノンフィクション
無償の放熱。

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友川カズキと能代バスケット
湧き出る魂の絶唱を、激しいギターのカッティングに乗せ、
ジャンルの壁を超越する弧高のシンガー、友川カズキ。
彼が名門能代工業高校バスケットボール部の全国制覇を支え、
コーチとして卓越した才能を発揮した事実はあまり知られていない。
異色の表現者がかつて駆け抜けた、熱い青春の軌跡を辿った。

フォークシンガーあるいは詩人としての友川カズキのガイキチぶりはよく知られていること。

その友川カズキの、能代工業高校バスケットボール部のマネージャー時代があったというのは知られていないエピソードで、かなりの友川ファンを自称する私でも初めて知ること。友川カズキの郷里でのバスケットボール部時代を追うことで、友川カズキのガイキチぶりの原点を浮き上がらせることになったのがこのルポルタージュ。

友川カズキのガイキチぶりはギターを持ったときに初めて発揮されたと思っていたら、故郷のバスケットボール部時代にすでに完成されていたことに納得。

著者の藤島大(ふじしまだい)については初めて知る名前だけど、スポーツライターとしてラグビーに関する著書も多数あるらしい。友川カズキという異能のシンガーとラグビー経験者の著者とのセッションは、スポーツにのめりこんだ経験を共有する者同士でしか表現し得ない熱風で攻めてきます。

「うたうってことは、、、

『ひまつぶし』じゃ、

できないの!

ふざけるんじゃないの!

ナニ考えてるんだろうネ。

うたを続けていくんだったら

まず名前から変えなくっちゃ」

以前、渋谷のアピアというライブハウスで友川かずきを聴いたときのこと、前座の「ひまつぶし」という名前の男のあとに登場した友川かずきが、憮然とした顔でこんなことを吐き捨てたっけ。

友川カズキにとってはバスケットボールも、歌も、詩も、己の存在をを賭ける対象であって、たとえ芸名といえども『ひまつぶし』などという位置が許せなかったのでしょう。

その友川カズキの2008年の新作アルバムがコレ。


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青い水赤い水
友川カズキ

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PSFD-8028
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闘病生活からついに復活!
映画『JOHNEN定の愛』のエンディング・テーマ
「いつか、遠くを見ていた」を含む
久々のオリジナル・アルバム

ステージ上の鬼気迫る熱唱と尋常でない飲みかたからして、いずれ身体を壊すぞ!と思っていたら、新作アルバムのオビに『闘病生活からついに復活!』とあるから、やっぱり病に倒れてたらしい。

病み上がりからか、いつもの言葉の石ツブテは少し柔らかくなったような気がするけれど、相変わらずのガイキチ度。それにしても、“70年代フォーク”と呼ばれるシンガーの多くが旧作の焼き直しで“ナツメロ路線”歩むのに対して、友川カズキはコンスタントに新作を発表していく、この創造意欲には恐れ入ります。

これでもまだ、、、、。

つぎはぎだらけの58年

本当のところは唄になど

なりはしないさ雨アラレ

  (カサブラン/詩:友川カズキ)

まだまだ昇華できないモノを溜め込んでいる複雑怪奇な人物です。

もうこうなったら友川カズキは自爆するしかありません。

Sikiri3_line

Numberの友川カズキ論を書いた藤島大が参考にしたと紹介していた本を古本屋に注文しておいたら今日届いていた。スポーツの記録については

疎いけれど、友川カズキの能代工高でのマネージャーぶりを知りたいと思い取り寄せたもの。

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高さへの挑戦
こうしてつかんだ栄光の全国V33
加藤廣志
(能代工高バスケットボール部前監督)

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秋田魁新報社
平成4年7月25日

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あの無敵の能代工高バスケットボール部を率い、
全国を席巻した加藤前監督が、初めて明かす
監督VS部員の汗と涙の人間ドラマと、秘策と、
栄光の記録の数々。

著者の加藤廣志は高校生の友川カズキの指導者としての資質を見抜き、バスケットボール部マネージャーに抜擢した人物。

友川カズキのエピソード部分を拾い読みすると、やはり熱血度は群を抜いたガイキチぶり。それでも生徒たちには慕われて、チームの中心選手へと育ち、やがて全国制覇を成し遂げていったワケだから、「ガイキチでもただのガイキチでない」友川カズキの無私の姿勢を生徒たちは見抜き食らいついていったのでしょう。

街に歌はあふれているけれど
借り物の言葉と旋律ばかり。
友川カズキの歌には
誰からの借り物でもない
友川カズキ自身の魂からほとばしるものがあります。
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小市民の生活を守るのに
キューキューとするだけの私は
友川カズキの投げる
言葉の石つぶてを避けるのに
必死になるばかりです。

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