あこがれのカーメル その2
数週間前『神話の力』の中のチベット僧の唱えるオームシーンをアップしたところ、チェンマイ在住の日本人からお礼のメールをいただきました。「オームのバイブレーションを受け止めてくれる人がいたか!」と喜び、その後メールのヤリトリしたところ、1990年代にこの方のご家族と出会っていたことが判明。メール上のわずかのヒントから名前まで言い当ててしまった私の記憶力にビックリするとともに、「オーム」を仲介として、メール上とは言え再び繋がった回路に不思議な感動を覚えたワケです。
全地球を住まいとして現在はチェンマイ在住のこの方、これまでにアメリカ西海岸カーメルにも住んでいたこともあるそうで、ジョー・サンプルの名作『♪カーメル』をアップしたところ再びメールをいただきました。充実した人生を過ごされていることが想像できて羨ましくなるメールです。
ご本人の了解を得た上でそのメールを転載いたしましょう。
「カーメル」「ビッグ・サー」
あぁ、私にとっては憧れの地なのです。
to airegin
「カーメル」の動画、拝見しました。
モントレー、パシフィック・グローブ、ペブル・ビーチ、カーメル、そしてビッグサーと、モントレー半島とその南の小さな町の数々とそれを取り巻く自然は、キレイな町が多いカリフォルニアの中でも特別だと思います。
結局カーメルにはたったの2年しか住まなかったのですが、最初の1年は海辺のCarmel by-the-seaというエリアで、ほんとうに風光明媚なところでした。後半の1年はカーメル・バレーに引っ越し、カーメルの谷(ワイナリー)を見下ろす山の斜面の断崖絶壁に暮らしました。
窓の外を雲が棚引き、ワシが風に乗って目の前を通り過ぎるという、これまた素敵なところでした。そしてなにより大好きだったのは、レッドウッドの森とクジラが回遊する青い海、たえず出ている霧がとても神秘的だったビッグサーです。
ビッグサーにあるエサレン研究所(Esalen Institute)で、1965年頃からキャンベル先生が毎年レクチャーをしており、今でもジョーゼフ・キャンベル関連のセミナーがあったりして、この前もエサレン研究所のロルフィングのコースへ通った友人がクラスの合間に『神話の力』のクラスに参加してきた、と言っていました。
カーメルに住んでいたときは、夫も学生で、わたしも仕事を掛け持ちしていて生活に余裕がなく、エサレン研究所へは遊びに行くだけで、何のワークショップにも参加できなかったのがほんとうに残念です。
それにこのジョー・サンプルの曲で思い出すのが、モントレー・ジャズ・フェスティバル。ジャズ・フェスティバルを見に行った思い出というよりも、モントレー・ジャズフェスティバルで演奏するアーティストたちが、毎年モントレー郡のジャズな子供達のために開催してくれるサマーキャンプです。
なにしろブランフォード&ウィンストン・マルサリス兄弟なんかが講師で直に教えてくれるので、このために、ヤツラ必死に練習します(笑)
各校選ばれた子たちがキャンプへの参加権を取得、さらにその中から「ビッグバンド」が組まれて、最終的にはその年のジャズ・フェスティバルに出演します。息子たちが音楽少年なんですが、2人ともキャンプへの参加は果たしたものの、特に長男は惜しいところで最終選考でビッグバンドには残れませんでした。
どちらにしても素晴らしい体験だったと思います。
カーメルという町自体は、ジャズっぽい趣はなく、どちらかといえばクラシックの小曲が似合うところですが、ジャズフェスティバルと共に盛上がるあの空気もまたカーメルのスパイスのひとつなのでしょう。
あ、モントレーとカーメルは、別々の町なんですけどくっついてまして、車ならほんの数分で行き来の出来る距離です。
ゴールデンウイークはいかがでしたか?今日は某国主席が来日しましたね(笑)雪山獅子旗と共にお出かけでしょうか。(^^)タイも国王の即位記念日やメーディーで、子供の学校は先週の木曜日から月曜日まで連休、今日やっと静かになりました。ビルマに壊滅的な被害をもたらしたサイクロンも、チェンマイを連日雨にしましたが、それも消滅して今日は久しぶりの快晴で、また暑くなりました。
カーメルやビッグサーの思い出を甦らせてくれる音楽ビデオをどうもありがとうございました。さて、このメールはまた何かと繋がりましたでしょうか??(^^)
ビッグサーには1960年代初めにジョーン・バエズが移り住み、ボブ・ディランと同棲生活を送っていて、両者は相互に影響し合いますが、そのディランは1965年ころにビッグサーを去ったというのは有名なハナシ。
そんなバエズがビッグサーで録音したLPレコードがあったはずだと探したら、、、。
あ〜、ありましたネ〜。
ビッグサー住人のジョーン・バエズの音頭取りで始まったフォーク・フェスティバルで、60年代半ばの録音のはず。ジャケット写真を見ただけでもビッグサーの雰囲気が想像つくというものです。このレコードではジョーン・バエズを中心にクリス・クリストファーソン、タジ・マハール、それに変わり種「ブラッド・スエット・アンド・ティアーズ」の懐かしい音を聴くことができます。
このバエズのレコードを探してレコード棚をヒックリ返していたときに「カーメルといったらワシを忘れては困りまっせ!」という感じで出てきたのがこのレコード。
ERROL GARNER
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1955.9.19
CARMEL,CALIFORNIA
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『♪ミスティ』の作曲者でもあるエロール・ガーナーは、サイドメンとして他のメンバーに合わせる器用さは持っていないようで、あくまでも自己のピアノトリオで真価を発揮するタチ。このレコードでも難しいことはな〜んにもなし。カーメルの開放的な雰囲気とエロール・ガーナーのポップス感覚が見事にかみ合って、アップテンポからスローバラードまでノリノリの大傑作。私は特に『♪枯れ葉』が好きなんですネ〜。
ビッグサーも、もはやジョーン・バエズのいた時代とは様変わりしているのでしょうが、2枚のライブ盤を聴いて、ますますビッグサーへの憧れ募るばかりです。
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