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2008年3月15日 (土)

短いつもりで長いのが老後

カウンターあたりに教訓めいた言葉の書かれた色紙がさりげなく飾ってある飲み屋などがあります。

曰く、

春夏冬□□五合

秋がない→飽きない→商い

□□→益々

五合→半升→繁盛

「商売ってぇのは“飽きないッ”てぇもんで、飽きちゃイカンよッ!」

これなんかは商人の心得としてムカシっからある微笑ましい言葉ですが、

中にはこんな貼り紙をしているところもあります。

貸して不仲になるよりも

いつもニコニコ現金払い

オヤジさんの気持ち分からないワケではないんですが、、、こんな店にはあまり行きたくないような気もするんですネ〜。これ見よがしにそんな貼り紙するんじゃないッ。

飲み屋の小さな貼り紙のさりげない言葉が、ときには聖者と称されるヒトが発したとされる言葉よりも印象深く伝わることもあるものです。

さて、落語家の立川志の輔師匠が、飲み屋のトイレで目にした張り紙にいたく感動したハナシを書いていましたネ〜。

2003.03.14(金)  毎日新聞

80315_1

この2月に54歳になった志の輔さん、トシが若いんだか年寄りなんだか、自分の位置を決めかねていると自覚したときに居酒屋のトイレで見かけた張り紙。この言葉は元善光寺の先代住職が書いたものを、居酒屋の先代が書き写して額に納めたものだとか。

        つもり違い12ヶ条

高いつもりで低いのが教養

低いつもりで高いのが気位

深いつもりで浅いのが知恵

浅いつもりで深いのが欲望

厚いつもりで薄いのが友情

薄いつもりで厚いのが面皮

強いつもりで弱いのが根性

弱いつもりで強いのが自我

多いつもりで少ないのが分別

少ないつもりで多いのが無駄

長いつもりで短いのが青春

短いつもりで長いのが老後

志の輔さん、「若いときなら見過ごした言葉が、50過ぎの心には沁み」てワザワザ書き写したというワケです。

なるほど、

たしかに簡単な言葉の一節一節に含蓄があって、己を戒める言葉として毎朝一行だけでも読み上げてから出かけたい日本語です。

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Sikiri
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このところ検索でいちばん多いのが『神田/達磨/たいやき』のキーワード。

なぜか神田小川町交差点にオープンしたたいやき屋の情報を求めてアクセスする人が多い。「たいやき屋」という飲食業界のスキ間を埋めるようなアイテムが大ヒットして、開店と同時にお客の行列が絶えることがありません。

80315_2

『初心忘れるべからず』とか、商売繁昌を願うモットーの貼り紙があればと思ってさりげなく達磨の厨房を覗いても、それらしきモノが見当たらずに残念。

小川町交差点から靖国通りを神保町方面に向って歩くと右側にあるのが優美堂という額縁屋。ペンキの剥げかかった富士山の看板がナントモ・・・イヤハヤ・・・レトロな雰囲気を漂わせています。

80315_3

達磨たいやき屋で見つけそこなった教訓を発見。

小川町の女番長と呼ばれる優美堂女社長に「この額を写真に撮って良いか?」とお伺いをたてれば「あ〜撮っていいよ!、、、あんたみたいな人ばかりだから額縁が売れんのヨ!」との返事。

そこで撮った写真がこれ。

80315_4
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このように
飲み屋のトイレにも
街の額縁屋にも
教えを垂れる言葉はあるものです。

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