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2008年2月 1日 (金)

目指すはサイゴン

昨年末から今年正月にかけてのカンボジア/ベトナム旅行の、あ〜でもないコ〜デモナイをグダグダ書き続けてきたら、いつのまにか2月になってしまった。

昨日の新聞にこんなパック旅行の広告がありました。カンボジアの首都プノンペンにも、アンコール遺跡群のシェムリアップにも日本からの定期便は運行していないけれど、この広告にあるように関空からチャーター便が飛ぶことはあるらしい。

2008.01.31 毎日新聞朝刊

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このスケジュールを見るとアンコール遺跡群の名所は効率よく網羅してあって、価格もあんがい割安。無理にバックパッカーにならなくても、こんなパック旅行を利用するのも良い方法かもしれません。毎日新聞旅行に義理はないけれど、アンコール遺跡への行き方として紹介しておきましょう。

Sikiri

昨夜カンボジアの餃子屋で食べた「鶏唐ニンニク煮込み」は、字のごとく鶏肉とニンニクを土鍋で煮込んだもので、鍋の底にはニンニクの塊10個くらいがゴロゴロしているという、“ニンニクスタミナ神話”の刷り込まれているチャンジー世代には嬉しい料理。そのせいかどうか朝からパワー全開で朝立ち・・・はムリだけど、朝発ちというワケで急いでバックパックをまとめてバス停へ。ベトナムのホーチミン(旧サイゴン)行きのバスに乗るのだ。

ようやく明るくなりかけたバス停前の飯屋は開店準備中。

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少し待っていると出てきたのが、プノンペンでいつも食べていたこんな朝飯。

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プノンペンからホーチミン行きのバスには8ドル10ドル12ドルと何段階かあるようで、この値段の差はエアコンがついてるとかバスが豪華だとかによるらしい。私が予約したのは12ドルのこのバス。

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日本のリムジンバスのように車体が高く乗り心地が良い。女性バスガイドが乗り込んできて、カンボジア語と英語のガイドを始めるところなど、まるで飛行機のスチュワーデス並。

満員のバスは工事中でこんな土ぼこりの舞う道路をベトナム国境へと向かう。

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途中、メナカ(だったかな?)で川をフェリーで渡り更に国境を目指す。

朝7時にプノンペンを出たバスが国境の街に到着したのが10時30分ころ。ここのドライブインでご飯を食べたりトイレ休憩をしたり。

私はこの果物屋のオカミさんに余ったカンボジアリエルを全部渡してイチゴを買う。

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「ちょっと〜!ママ!もっとくれよ!」と言うと、

「これだけのお金じゃダメだっペッ!!!」と怒られたりして。

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こうしてそれぞれが思い思いに過ごしている間に、スチュワーデス風バスガイドは乗客のパスポートを集めて先に出入国手続きを済ませるという段取り。

カンボジア側国境には豪華カジノホテルがやたらと多く、これってあんがい経済好調成金ギャンブル好きベトナム人を呼び込もうという戦略だな。ドルはドル!ドルに共産主義も自由主義も無い!!!

カンボジア側ベトナム側双方の税関イミグレも特に難しいチェックもなく、約30分ほどで簡単に通過してしまった。国境越えの緊張感を味わうこともなく拍子抜けするほど。

ベトナムから見たカンボジア

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整備された道路がベトナム・カンボジアの国力の違いを感じさせる。のどかな田園風景からだんだんと都市に近づいていくのがオートバイの数からも感じられる。ここベトナムのオートバイはカンボジアと違いヘルメット着用の義務があるようだ。そうこうしているうちにバスは一瞬にしてホーチミンの迷路ののような道路と自動車ラッシュの中に紛れ込む。バスも車もオートバイも人間も牛もイヌもちょっとの隙間をみつけては突入。

「終点です!」でバスから放り出されてはみたものの、地図もないから立ち位置が掴めない。声をかけてきたタクシー運転手に「サイゴン川近く!30ドル!」と注文つければ「OK!OK!タウンセントラル!グッドホテル」の調子良い返事。けっきょく最後には50ドルくらいのホテルに連れて行くんだろう?と見ていたら、サイゴン川近くのミニホテルに到着。

フロント女性はすまなそうに「本日満室なんです」の返事。そのあと「少し待ってください」とどこかに電話して空き部屋があるかどうかを確認している様子。そして「ニューホテルの部屋が空いてるけれど、ここより少し高くて1泊45ドル朝食なしになります」。

私はこのニューホテルをホテルの名前だと思ったら、確かにNEW HOTELという名前だけど、なんと本日開店の新しいホテルで、「あなたが最初のお客だ」と言うじゃありませんか。なるほど入り口の豪華な花輪類は開店を祝うものだったんだ。フロントの準備も終わってないのが分かります。

最初のお客になるかどうか分からないけれど、とにかく部屋を見せてくれるか?とエレベーターで4階の部屋に上がってみると、フロアーでは職人がまだ工事中という有様。日本式に言えば、保健所や消防署の営業許可も得ていないというところだろう。

ワンフロアー3室の小規模なホテルで、窓からはサイゴン川も見える。これからホテル探しも面倒だから、もうイイヤ、決めちゃおう!

1泊40ドル朝食付き!
それと、ここまでのタクシー代はそっち持ちでどうだ!

相手は躊躇したようだったけれど「いいか!オレは日本ではラッキーマンと呼ばれているオトコだ!オレが最初のお客ということは、このホテルがこれから毎夜フルハウスということだ!」。私のメチャクチャ英語で相手にどのように通じたか分からないけれど、一応こちらの主張どおりに妥結。

ツインのベッド、貝殻風バスタブつき、そして、まだペンキの匂いの抜け切らない部屋。バックパッカーにしては不釣り合いのホテルにチェックインしたわけです。

開店準備中のホテルスタッフ
(日本人ではありません。ベトナム人です)

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これが、その本日開店のNEW HOTELの外観で、4階が私が泊まっていた部屋になります。


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マッ
相手は世界の超大国であるアメリカでさえも
「もう勘弁してくれ!」と音を上げたベトナム人民。
旅慣れたつもりの日本人が
値切った!ウマクやった!と思っていても
テキさんはもっと上手を行っていたかも知れません。
.
でも
たまたま本日開店のホテルに
一番目の客として泊まったというストーリーは
けっこうオモシロイものがありました。

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