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2008年2月18日 (月)

ハノイ到着

前回紹介した「立松和平の地球探訪問/フエ/毎日新聞」の下には日本と最も安定した友好関係というタイトルでこんな記事があります。

日本とベトナムとはアジアの中でも最も安定した友好関係を保っている。ベトナムにとって、日本は最大の援助国だ。日本の政府開発援助(ODA)は10年で4割ほど減額されている中、ベトナムの援助額は900億円前後が維持されている(ベトナム協会)。この重点配分に対し、ベトナム政府は感謝の表明をくり返し行っている。(2008.02.14 毎日新聞)

その日本だってただの好意だけで資金援助してるわけでもなく、それ相応の見返りを期待しての援助。その見返りがベトナム全土に溢れている日本製オートバイということになるのでしょう。私が知人に「今度ベトナムへ行くんだ」と言うと、さる有名メーカー勤務の彼は、これまで、中国一辺倒だった部品調達の拠点をベトナムに移転しつつあると話してくれたっけ。やはり中国の政治に対する潜在的な不安をぬぐい去れず、「もし」という際の保険的役割がベトナム投資の動きになっているらしい。

ベトナムは韓国とも良好な関係を結んでいるらしく、ベトナムでのオートバイが日本メーカーの独壇場なら、大型車ということになると、なぜか韓国のヒュンデ(現代)になるようです。そして、韓国人旅行者も多く、ベトナム人、在外ベトナム人、日本人、中国人、韓国人と、同じ顔がそれぞれ別の言葉で入り交じっているワケです。

現在のベトナムと韓国の友好関係はおめでたい限りだけど、かつてのベトナム戦争時代、のちに韓国軍人出身大統領となる全斗煥・盧泰愚率いる韓国軍がベトナムで何をしたかということを私は知っていまっせ。

98年、金大中大統領はハノイを訪れ、ベトナム戦争に戦争についてこう述べた。
「過去の一時期、不幸な時期があったことを遺憾に思う」
この言葉に対し、ベトナムのファン・バン・カイ首相は「過去に区切りをつけ、未来をみつめよう」と述べただけだった。共産党独裁のもと、ドイモイと呼ばれる改革開放で経済発展を進めるベトナムにとって、韓国は重要なパートナーだ。そうした配慮もうかがわれる。
韓国軍は虐殺について、きちんとした真相調査をしていない。「包括的な過去の清算」を掲げてきた盧武鉉政権は、軍事政権による人権侵害の調査などを進めてきたが、なおこの問題に手をつけるまでには至っていない。
 
(2008.01.29 朝日新聞/歴史は生きている/韓国 軍も企業もベトナム参戦より)

「過去の一時期、不幸な時期があったことを遺憾に思う」

金大中大統領が述べたとされるこの言葉、これまで何度となく聞いたことがあるけれど、これってパクリヤンケ。

「自分たちがしたこと」はこの言葉で済まそうとして、「自分たちがされた(とされる)こと」に対しては、この言葉を何回くり返されても、「反省がたりない!」、やれ「歴史認識がたりない」などとノタマウのがかの国のヤリクチデッセ!とツッコミいれておいて、ホーを食べにベトナムへ戻ろうか。

ベトナムで2階だてバスに初めて乗った。2階だてバスといってもロンドン市内を走る赤いヤツではなく、車内が2段ベットになっているスリーピングバス、つまり寝台バスのことだ。

フエ→ハノイの移動に乗ったのがこの寝台バス。ちょうど身体が横になれるくらいの長さのベットが3列5行2段のスグレモノ。西洋人には長さが足りないようだが、アジア人の背丈にはそれほど苦にならない。

じつは、このバスが韓国ブランドの現代だったのだ。

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日本ではこんな寝台バスの走行が認可されてるのか知らないけれど、背もたれに寄りかかって窓外の景色を見るも良し、横になって眠るも良しで、フエ→ハノイ12時間の移動も苦にならない。

途中のトイレ休憩にも気がつかないまま眠り続けて、眼が覚めたときにはベトナムの首都ハノイに着いていた。

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シン・カフェ関係者の青年の紹介してくれた、旧市街にある1泊12ドル(朝飯付き)のホテルにバックパックをほどく。

ホテル周辺の路上にはこのように露天がたっていて、かつてB52戦闘機が飛来した時代も、上層部が権力争いしていた時代も、庶民の生活はこのように変わらない風景だろうと思うと嬉しくなってしまう。

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雑然とした旧市街とくらべると、ちょっと落ち着いた雰囲気のあるハノイ大教会周辺。旧市街が安ホテルのあるバックパッカーの溜まり場なら、洒落たレストランや土産物屋が並ぶこの大教会周辺もは別の意味でのバックパッカーの溜まり場。旅行者の求めるものは何でも手に入りそうです。

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バイクの騒音の中歩き疲れた身体に、ハノイのシンボル・ホアンキエム湖を通してくる風が心地よい。

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風の涼しさを感じて、さすが首都ハノイはベトナム北部に位置していることを実感する。

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湖畔のカフェで
カプチーノを飲みながら
この旅も
そろそろ
終わりだな
.
そんなことを思う
ハノイの午後でした。

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