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2008年2月29日 (金)

忘れないよ!ヴェトナム〜小鳥の歌

バックパックの旅から帰ってきてもう一ヵ月以上たつのに、腕時計の日焼けあとはまだ残っている。現地ではそれほどジリジリする暑さは感じなかったけれど、やはり日差しは強かったんだろうな〜。

こんなベトナム旅行紀があったことを思い出した。

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忘れないよ!ヴェトナム
田口ランディ

幻冬舎文庫

ランディさんがまだOLの馬場けい子だった時代、当時の同僚女性がお茶の水聖橋の上でつぶやいた言葉、
「あぁ、メコン川の夕陽が見たい」
なぜかこの言葉を長いあいだ心にとめていたランディさんが、実際にメコン川の夕陽を見にベトナムを訪れた旅行記がこれ。

確かランディさんの処女作で、発刊当時はそれほど話題にもならなかったけれど、“インターネットの女王”としてランディブームが起きてから再び日の目を見て本屋に並ぶようになったと記憶しています。

メールマガジンから活字世界に進出すると、「盗作騒ぎ」でポイント下げたけれど、この処女作を改めて読んでみると、ベトナム亜熱帯に住む人々の“しぶとさ”“したたかさ”“エネルギー”(それも並外れた)を捉えた異色の旅行記になっていて、改めてランディさんの実力を思い知らされた作品です。

ランディさんがこのベトナム旅行に持っていき、慣れない環境で気持ちがメゲたとき、何気なく開いたページに書かれたフレーズによって、励まされ新しい気づきが得られたとされるのが『小鳥の歌/アントニー・デ・メロ』という本。

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小鳥の歌
東洋の愛と知恵
アントニー・デ・メロ著
谷口正子 訳

女子パウロ会
1985.01.25

自分で買った記憶も誰かに借りた記憶もないこの『小鳥の歌』を、なぜ自分が持っていたのか不明のままベトナム行きの カバンに入れたというのがミソで、
 旅するあなたにとってこの本が必要だからあなたの手元にあった
という、「私たちに起きることに偶然はない」とする“精神世界”永遠の原則へ結びつけようというランディさんの意図も感じられます。

そう思えるほど『忘れないよヴェトナム』には『小鳥の歌』のメッセージが効果的に引用されています。

数年前のこと、『忘れないよヴェトナム』を読んでるとき、何気なく古本屋に入ると「オレが来るのを待ち構えていたんじゃないか」と思えるほど絶妙のタイミングでこの『小鳥の歌』の背表紙が目に飛び込んできたことがありました。

「私たちに起きることに偶然はない」というのは私にとっても強く共感するフレーズだから、ランディさんの本を読んでる最中にこんな形で出会ったのも何かの巡り合わせと『小鳥の歌』を買ってはみたものの、読みもしないで段ボール箱へ入れたままにしておいたワケです。

それから数年経って、今回『忘れないよヴェトナム』を再読していて『小鳥の歌』のことを思い出し、段ボール箱から探し出してバックに入れて出勤。会社近くのファミレスで読み始めたものの数ページであきらめてしまい、けっきょく『小鳥の歌』は元の段ボールへと戻ってしまったのです。

今の私には“精神世界”関係のミョーに思わせぶりな本を1冊読み続ける気力は失せてしまったみたい。

かつては『バシャール』を初めとするチャネリング本を筆頭に“精神世界”関係の本を読み漁り、見えない世界へ思いを馳せた時期もあったけれど、最近は現実主義者になってしまったようで、今の目の前に見えるものしか関心を持てない「正しいヤジオ道」へと軌道修正中のようです。

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