スティーブ・ジョブズ/林信行
米国の本社では彼と一緒のエレベーターに乗り合わせた社員が降りる前にクビを言い渡されたことが伝説となり、日の浅い社員はみんな階段を使ったというが、たぶん事実なのだろう。
カリスマ経営者の面と“暴君ネロ”の面が奇妙なバランスをもって存在する傑物を、エピソードと選りすぐりの写真で描き出したのがこの本。

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STEVE JOBS
The Greatest Creative Director
スティーブ・ジョブズ
偉大なるクリエイティブ・ディレクターの軌跡
林信行著
アスキー
2008.01.02
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世界を変えた鮮烈なディレクション
iMac、iPod、iPhone。
魅力的なプロダクトを次々と生み出す
アップルのCEO、スティーブ・ジョブズ。
彼の言葉には、驚くべき強さと深遠な未来
が込められている。ジョブズの波瀾万丈な
半世紀を、数々のエピソードと当時の写真で
振り返るビジュアルブック。
「海軍に入るくらいなら、海賊になったほうがましだ」
ジーンズをはいたCEOとして知られるアップルのスティーブ・ジョブスは、小さなことにこだわらない豪放磊落、社員ともファーストネームで気軽に接している人物というイメージをもっていたけれど、、、じつは執念深く粘着質・・・どうやらハズレだったらしい。
こういう執着心があったからこそ成功を収めカリスマと呼ばれたのか、それとも、成功者ゆえにマイナスがすべてプラスとなりカリスマとしての伝説をつくったものなのか。
1974年から、ジョブズは電子ゲームをつくっていた新興企業、アタリで働くことになった。ヒッピー同然の生活を送っていた彼は身なりも体臭もひどかったため、ほかの社員への迷惑を考えて夜勤に回されたという。同年夏、ジョブズはインド出張に合わせて休暇をとり、精神世界の真理を探究すべく、1ヵ月間、親友とともにインドを訪問する。
あのジョブズが学生時代ハレクリシュナ寺院で食事の施しを受けたり、就職後も真理を求めてインドのグルを訪ねたりしていた過去があったとは。
あまりにも巨大すぎて、私ごときが参考にしたいようなエピソードはないけれど、1974年というと、私もその時期にインドをフラついていた身。どこかの安ホテルのドミトリーのベッドで隣り合って眠ってたかもしれないな〜と想像して・・・ニヤリとする私でした。
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