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2007年12月 9日 (日)

浅草のオーム

マックの売れ行きが好調らしい。

iPod効果がマック本体の売り上げを伸ばして、デスクトップ型パソコンに限れば、国内シェアが、富士通、NEC、ソニーの国内メーカー上位3社の一角に食い込む勢いだと伝えるのが今朝の毎日新聞の記事。

2007.12.08(土)毎日新聞

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たしかに、銀座・渋谷のアップルストア店内はお客が増えているし、ヨドバシカメラやビックカメラなどのマック売り場は、今年初めあたりから売り場を拡張し始めていたのを見ていたから、この記事には納得できる。私はマック歴2年ほどでしかないけれど、いわゆる量販店のパソコン売り場はあくまでも普通の“電器店”で、マックコーナーは同じ店内といっても少数派による一種独特のコミュニティが形成されているようで、そんな雰囲気に魅かれて買う物がなくても覗いてみたくなるのです。

だから、好きなマックの好調を喜ぶ反面、マックがこのままシェアを伸ばして電気店並みのレベルになってしまったら、ちょっとサビシーな〜という気もします。

最近読んでいるのがこの本。


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夢をかなえるゾウ
水野啓也

飛鳥新社

2007.08.29
お前なぁ、このままやと
2000%成功でけへんで。
夢をなくしたサラリーマン、関西弁のゾウと出会う。
ベストセラー『ウケる技術』大ヒットDVD『温厚な上司の怒らせ方』を
手がけた水野啓也が送る、愛と笑いのファンタジー小説。

クスブリサラリーマンの僕の部屋に突然現れた象面のガネーシャが関西弁で説く成功の秘訣とは、「毎日靴を磨け」「僅かでも良いから寄付をしろ」とか「腹八分目にしろ」というような、生活に密着した教え。ホントに、こんな細かなことを実践することで成功を掴めるの?とオモシロ半分にこのハナシに乗ってみたサラーリーマンの物語。

ようするに、この本は古今東西の英雄偉人の伝記から引っぱり出したエピソードを散りばめ、物語り仕立てに構成したもので、作者は中谷彰広の開発した路線を踏襲したものと見た。

ガネーシャの教えを守ったサラリーマンの結末はどうなるのか?私には最後まで読み続けて見届けるだけの自信がない。

ところで、このガネーシャだけど、インドでは“富と繁栄の神”“知恵と学問の神”“障害を除去し成功をもたらす神”として広く親しまれている神様 (『インド神話入門/長谷川明/新潮社』による)。象面にメタボリック腹のこんなオッチャンが人気を得ている原因は『マハバーラタ』を口述筆記したという 神話にあるとのこと。

シヴァとパールバティの長男という位置づけのガネーシャは密教とともに日本にも渡来し、聖天(しょうでん)あるいは歓喜天となります。その聖天を祀った最大の寺は奈良の生駒山宝山寺ですから、「夢をなくしたサラリーマン」の部屋に現れたガネーシャが関西弁を話したとしても不思議はありません。そして東京では浅草の待乳山聖天(まつちやましょうでん)に祀られていることも知られているところです。

2007.12,08(土)浅草待乳山聖天へ。

その前に、やはり浅草といえば浅草寺。顔を出しておかないとどんなタタリがあるかわかりません。インターナショナルな言語飛び交う参道をかき分けかき分け、やっとの思いで本殿に辿り着き、お賽銭はずみお参りしたあと、フト空を見上げれば♪誰が歌うのか子守唄〜ワタシの城下町〜・・・太陽のかかった五重塔がシルエットになり浮き上がってみえます。

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逆光のせいでイイ感じの写真が撮れたと満足して境内に下りれば、いつもの場所でいつもの猿回し芸。

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自力で竹馬を立てて上っていくのですから大したものです。

さて、

目指す待乳山聖天はこの浅草寺から墨田川に向って10分ほど歩いたところにあり、ムカシムカシ、平地の浅草に“一夜にして出来上がった”といわれ、こんもりとした山は密教の神様を祀るに相応しい伝説です。

このあたり明治の文人墨客に愛された土地だそうで、その代表格が池波正太郎だと案内図には書いてあります。

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浅草寺の賑わいとは反対にヒッソリとした境内にはただ枯れ葉の舞うサラサラという音がするだけ。

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待乳山聖天にはこれまで何回も来ているけれど、この12月8日は特別な行事がある日になります。

日本の聖天崇拝の特色は、きわめて秘教的な色彩が強いことと、象頭の男女神が抱き合った姿の独特の双身像を礼拝することです。ほとんどの寺では、その神像を秘仏として行者以外の人間の眼にふれないようにしています。(『インド神話入門/長谷川明/新潮社』より)

このように普段は目にすることができない待乳山ご本尊を見ることのできる“ご開扉”の日が12月8日なのです。ご本尊見たからといってどうなるのか?という思いはするけれど、その“ご開扉”の日を選んで参拝したワケです。

扉は開かれているけれど奥の院は薄暗く肉眼でハッキリ確認できないから、あぁ、こんなご本尊様があの場所にあるんだなと想像力を働かせるだけ。

『インド神話入門/長谷川明/新潮社』より)

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ご開扉という特別な行事のある日でも、見かけた参拝客は10人程度といつものように静かなもの、そういった人間の少なさが待乳山聖天に魅かれる理由でもあるのです。

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我が家にも(我が家ったってそうタイソウなモンじゃないけれど)不思議な縁でムコ入りしてきたガネーシャが、このように20年愛用しているヤマハスピーカーとパソコンの間に鎮座ましましております。

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オームのナガレでこんなことばかり書いていると宗教グルイのサイトと思われそうですが、私自身はえあじん教の教祖兼信者という立場で深いモノはありません。ミーハーの立場でイロンなことに首突っ込んでオモシロがっていという、たたのヤジオ。

だから、このガネーシャが『夢をかなえるゾウ』のように関西弁でも東北弁でもよいから喋り出して、私に成功へのアドバイス与えてくれないかと願っているのですが、本のようにそうウマクはいきません。

インドのカミサマを茶化したりネタにしている不信心さが原因か?と

浅草寺の猿のように首うなだれて

反省!!!


いずれにしても

インドでは天下無敵の神様として敬われているのが

このガネーシャということになります。

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