« ジョン・コルトレーンのオーム2 | トップページ | スワミ・チダナンダのオーム »

2007年10月27日 (土)

アリス・コルトレーンのハレ・クリシュナ

死によって自己の音楽世界を完結させたジョン・コルトレーンだけど、その晩年に心惹かれたインド思想は未亡人アリス・コルトレーンによって不思議なナガレへとなっていきます。

ジョンとアリスのどちらが先にインドに興味をもったのか分からないけれど、ジョンの遺志を受け継いだかのごとく、アリスは立て続けにインド音楽に啓発されたアルバムを発表してファンを驚かせることになるのです。

私はアリス・コルトレーンのレコードを2枚持っているのですが、その1枚がこれ。カルロス・サンタナとともにミョーなホーリーネームをつけられて神を称える作品を作っているワケです。


71027_2

この当時のアリスはどうやらスワミ・サッチダナンダに帰依していたらしいけれど、カルロス・サンタナといえば、スリ・チンモイとの関係は広く知られたギタリスト。神を敬うことに宗派は関係ないといっても、この両者の組合わせというのも奇妙な感じがいたします。

そして、もう1枚のレコードがこれ。

71027_1

このレコードになると、インド音楽にインスパイアーされたというよりも、モロにインドのトラディショナルバジャン(聖歌)を歌っていて、アリスのインドへのノメリ込み様が理解できるというものです。

試しにこのレコードから『♪ハレクリシュナ』を聴いてみましょうか。

「71027hare_krishna.mp3」をダウンロード

この種のレコードを出しているうちにアリス・コルトレーンはジャズファンから忘れ去られていくことになるけれど、そのアリスが帰依したスワミ・サッチダナンダというグルですが。

1960年代の混沌としたアメリカの世相の隙間に入り込むようにインドからは数多のグルがアメリカに向けて輸出されました。それらのグルの中ではラジニーシ、マハリシ、チンモイらとともに成功した部類に入るグルがこのサッチダナンダで、グルを一躍有名にしたのが1969年8月のウッドストックフェスティバルでした。

30万だったか40万だったかのアメリカの若者の前で教えを説くというチャンスをモノして、インド地方区から一躍インターナショナルの地位を獲得したのがサッチダナンダだったワケです。

メジャーのCBSからこんなレコードまで出ています。

71027_3_2

このジャケット写真を見ただけでも
いかにもウサンクサそうじゃあ〜りませんか?
.
せっかくだからウッドストックでの
グルの様子もお見せしませう。


.
純真そうな若者カップルへのインタビューの後に出てくるサッチダナンダは
グルというよりも俗物の匂いプンプンという感じで
こういうの
私は大好きなのです。

a

なお
私はアリス・コルトレーンの
『♪ハレクリシュナ』の入ったレコードは
インド古来からのバジャンとアメリカ黒人霊歌を融合させ
コール・アンド・レスポンス繰り返しながら
陶然としていく様子がわかって結構気に入ってるのです。
.
サイババという
世間での評判芳しくないグルの私設応援団を自称する私が言うのも変ですが
聖ジョン・コルトレーン未亡人と
俗物の権化みたいな顔つきのグルというのも
不思議な組み合わせだなぁ

こんなことを思ったこの数日でした。

@nifty動画共有サービスが2011年6月30日で終了します。
したがって、それ以降この動画は表示されません。
(2011年5月5日:えあじん)

.
.

|

« ジョン・コルトレーンのオーム2 | トップページ | スワミ・チダナンダのオーム »