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2007年9月18日 (火)

おひとりさまの老後/上野千鶴子

「意識はハッキリしているけれど寝たきり」と「ボケているけど身体は元気」という老後はどっちが良いと思う。

「どっちもイヤだよ〜!昨日まで元気に働いていて、朝になったらポックリが理想でんがな!!!」。

ハナシはそれ以上続かずアベ後継から朝青龍問題へと移っていった、残暑の照り返しが厳しい9月の一日。

毎年「敬老の日」前後には“老後に不安”を感じたお年寄りが遺書を抱き自殺する事件が何件か起き、コメンティーターと称する芸人がもっともらしい意見を述べるシーンを見ていたけれど、ことしはまだそんな悲惨な事件は起きてないみたい。


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おひとりさまの老後
上野千鶴子

法研
¥1400
2007.07.12

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結婚していようがいまいが、
だれでも最後はひとり
「これで安心して死ねるかしら」

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主な内容
第1章 ようこそ、シングルライフへ
第2章 どこでどう暮らすか
第3章 だれとどうつきあうか
第4章 おカネはどうするか
第5章 どんな介護を受けるか
第6章 どんなふうに「終わる」か

誰もが等しく老いていき、誰もが等しく死んでいくことを変えることはできないけれど、どのように老いを過ごし、どのように死を迎えるかということについては、個々それぞれに選択する余地はありそうです。

家族や配偶者とともに明るい老後を過ごし、自分の役割を終えてポックリと逝くのが理想だけれどなかなかそううまくはいかない場合もあります。家族や配偶者に看取ってもらうことに期待しても、けっきょく裏切られたり、裏切られないまでも、相手の存在が双方にストレスになってしまうことが多いのが現代の老後なのです。

こんなことだったら独り身の方が後腐れなく気楽だったと思うことになるかもしれません。

『おひとりさまの老後』は正にタイトルどおり。自ら望んだにしろ望まなかったにしろ、ひとりで生活しているひとが抱える老後への不安について、その暮らし方から始まり、最後の迎え方までのヒントを与えてくれる本です。なにしろ著者自身がシングル生活を送りながら老境を迎えている方ですから具体例をあげながら解説をしてくれます。

読者それぞれの生活環境は異なるわけだから、この中から賛同できるものをつまみ食いして自分の老後に取り入れていけば良いわけです。

何が起ころうともありのままに受け入れること。

著者と同世代の私が心がけたいのはこの一言だけです。

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