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2007年7月20日 (金)

マングローブ/西岡研介

気になることがあって、図書館で先月の新聞を調べてみた。

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上の画像は2007年6月22日に起きたJR東管内の列車事故を伝える朝日新聞の記事(23日付け)。なぜこんな記事をチェックしたかったのかというこの本を読んでヒッカカルことがあったワケです。

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マングローブ
テロリストに乗っ取られた
JR東日本

西岡研介
講談社
2007.06.18第1刷発行

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謎に包まれた非合法集団と
JR東日本の抜き差しならぬ関係。
取材をすれば、巨大な暴力が
牙を剥く。
日本社会最大の禁忌に斬り込む
超弩級のノンフィクション。


民営化のモデルケースとしてもてはやされる「国鉄分割民営化』。

しかしその実態は、JR東日本は反社会的過激思想を持つ最大労組の力を背景にした圧力によって、経営権・人事権まで脅かされ、“いびつな労使協調”が会社を蝕み、利用客の安全が脅かされている。

JR東日本のこんなショッキングな内容を実名入りで告発したのが『マングローブ/西岡研介/講談社』。

この本によればJR東日本の最大労組執行部は、組合費を流用し内外の別荘を買い漁ったりの、およそ「労働者の味方」とはかけ離れた豪奢な生活をしているのだといいます。そして、敵対する他組合員に対するイヤガラセ、安全運行を人質にした経営干渉は日常化し、さらに、マスコミには車内広告やキヨスクでの販売拒否という姿勢をチラつかせる姿は、自らの権勢維持と拡大を目的にしたものでしかない。

また、元はといえば旧国鉄の債務20兆円を棒引きされたことによってできた会社だという社会的使命を忘れた経営側が、組合の横暴を長年にわたって許してきたのだ!と断じているのです。

私がなぜ先月の列車事故の新聞記事を見に図書館へ行ったかというと、経営側が組合の意に添わない改善を推進しょうとすると、それに連動するかのように、線路への置き石や信号故障などの、大事故になりかねない列車妨害が発生し、その殆どは犯人も捕まらないという文章を読み、先月のあの事故の顛末はどうなったんだろうと気になったもの。

朝のラッシュ時に多くの通勤客に迷惑をかけたあの事故の原因は、たしか列車運転士が停車位置を間違ったために架線がショートし、複数の路線に影響を及ぼし長時間の運行不能に陥ったという単純ミスだったはず。

あの運転士はどんな処分を受けたんだろう?などという興味で後追い記事を探したけれど、結局、JR東日本の幹部が国土交通省に呼ばれて注意を受けたという程度の記事でフェードアウトしてしまったようです。

「なんかアッサリしたエンディングだなぁ」

しかし、あの列車事故当日はJR東日本の株主総会だったという事実を知ると、そのタイミング、影響の度合いからして、もしかすると?あの事故は?列車運行システムを熟知した者による示威行動の一環として計画されたものではなかったのか?

こんなことを思うと『マングローブ/西岡研介』に書かれた内容が、不気味さを増してよりリアルに伝わってきます。

あの列車事故に遭遇して大迷惑を被った人々にも、もはや、はるかかなたの出来事として忘れ去られたのかも知れないけれど、ここにウォッチしてるヤツが一匹いるのです。

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