私物国家/広瀬隆
最近読んでるのがこの本。

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私物国家
日本の黒幕の系図
広瀬隆
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知恵の森文庫
2000.06.15 初版
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日本国民が国家から押しつけられた借金
は、1人400万円、1家族1000万超! それ
を生み出した原因は、歴史的人脈にあった。
不良債権を生み、経済と国家を崩壊させ、ひ
たすら私服を肥やすのは誰か? 生ぐさい
事件の数々の裏にひそむ、この国のすさまじ
血脈を追跡し、暗黒事件の高度なメカニズ
ムを解きあかした初めての記録。、、、、、
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広瀬隆というと名著『東京に原発を』が最初に思い出されます。
政府公報などすでに一般公開された資料、つまり誰でもがごく普通に目にすることのできる資料を丹念に拾い集めて参照することで、それまでまったく無関係に思えた点と点が結びついて意外な絵柄が浮かび上がってしまうものです。
『東京に原発を!』は、国益を錦の御旗に、その実利権漁りの政治屋と土建屋がタッグを組み、安全性をないがしろに突き進む原子力発電所建設を検証し、「それほど原発が安全だというのなら東京のド真ん中に原発を作ったら良いじゃないか?」と原発行政の欺瞞を告発した本でした。
『私物国家』は、まだまだ記憶に新しい政官業癒着事件の当事者の系図を読み解き、これらの事件の背後に隠されていた閨閥をさらけ出し、ヤクザ社会と手を結んだそんな閨閥がいかにして国民の税金を食いつぶしてきたかをつぶさに示してくれます。
この本が最初に発刊されたのが1997年10月30日だけど、これ以前に、あるいはこれ以降に発覚した事件で逮捕されるのはホンのパシリだけでいつもの幕引き。けっきょく、「政治と金」だとか、「天下り」だとか、「談合」だとか、何十年となく聞かされ続けてきたお題目をただ唱えるだけで実効力は何もなく、“本当の悪玉”をほくそ笑ませたまま現在に至っているのです。
『私物国家』のカバーには「日本国民が国家から押しつけられた借金は、1人400万円、1家族1000万円超!」と書いてあります。ほんの一握りの閨閥の利益を守るために投入された税金が積もり積もって国民一人アタマ400万円の借金になっているというワケです(この本が発刊された1997年の時点です)。
つい先日の新聞にこんな記事がありました。
2007.06.26(火)
↓

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国民一人当たりの借金は
400万円から
ナッ!ナント!!
653万円に
増加していることになります。
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これで国が破産しないというのも不思議なことです。
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さらに同じ日の新聞にはこんな記事も。
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2007.06.26(火)
↓

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首相を筆頭にした、「賞与返納」などというこんなパフォーマンスを見て、「これで政府の誠意を感じた」などというほど国民はパーじゃないと思うけど、ヤッパリ手っ取り早い方法をやってしまうんだなぁ、オカミは。一回限りの賞与一部返納なんて、そんなの必要ないから、今回の社保庁事件の原因はどこにあったのか?この機会に徹底的に糾明することこそが国民への誠意の示し方になるのです。
それをやってくれたら、オカミの失策で、もし自分の受け取り年金が減少したとしても許しますよ。
たまたまきょう社会保険事務所から手紙がきていて、以前、年金関連の届け出をしたときの申請書類についての確認文書が同封されていました。どうやら、私の方からもう一種の関係書類を提出する必要があるけれど、その書類が届いていないというような内容。
夜の6時半過ぎになっていたけれど「このご時世だからもしかすると開いているかも知れない」と、試しにダメモトで管轄の社保事務所に電話をしてみると、なんと一発で通じましたねぇ。
あまりの素早さにビックリして「モッモッ、、もし閉まっているんだったら明日掛け直しますけれど、、、、」とドモリながら言うと、「どんなことでしょうか?」と丁寧な口調で応対してくれ、端末でこちらのデータを確認したり、隣りの職員と連携しながらこちらの疑問に答えてくれました。
この職員は職務時間内の通常電話対応だったのか、それとも他の用件でたまたま残っていたところに私からの電話が鳴ったものなのかわからないけれど、私にはこの1回の電話でのやりとりから、「内部から変革するんだ!」という社保事務所の意識は充分に感じられたワケです。
私が年金がらみで社保事務所と接触したのは今年になって2回きり。この2回の体験で判断するけれど、職員一人一人の職務に対する意欲や事務能力は高いものを持っているのに、これまでの役所自体がそういった能力を阻害する組織に固まってしまったんだろうなぁという印象を持ったのです。
今回の年金問題の原因は「社保庁職員の職務怠慢から発生した事件」というムードが形成され、「賞与返納しろ」なおかつ「それによって再雇用時の判断材料にする」と追い打ちかけられて一言の反論も出来なくなった職員側には同情を覚えます。
私には、国の失策を職員の怠慢に転嫁させて自分たちの保身を計りたい“本当の悪玉”と、その手下と手下と手下がメディアを利用して本末転倒のナガレに誘導する意図が感じられて怖い思いをするのです。
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克明な系図人脈を虫メガネで眺めながら
こんなことを思っています。
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