神田神保町からリチャード・マニュアルへ
最近神田神保町で話題になっているのが、7月7日にミニシアター「神保町花月」オープンというハナシ。これまで工事中でシートに覆われていた建物も、シートが剥がされてされて全体が姿を現しました。
場所は駿河台下三省堂本店とすずらん通りを挟んだ対面のあたり。
どうやらお笑い王国吉本興業の運営になるらしいけれど“本の街神田”にもうひとつの目玉ができたということで期待されているワケです。
さて、すずらん通りから靖国通り側にちょっとそれた場所にあるのがいまどき珍しい“ジャズ喫茶”ビッグボーイ。本日、ウインドウ・ディスプレイ代わりに立てかけてあるレコードジャケットはマイルス・ディビスの特集。
こうしてレコードジャケットを見ると、サイズといいデザインといい、ディスプレイには最適だということが分かります。CDのジャケットではこうはいきません。
ビッグボーイの店内から漏れる音を聞きながらマイルスのレコードジャケットを眺め、すずらん通りに抜けてキッチン南海のカツカレーを目指す。数日前コンビニで週刊誌の立ち読みをしていたときにこのカレーを紹介した記事を読んで無性に食べたくなり、昼時に来てみたけれど外までの行列にあきらめていたもの。今日は行列もなくスンナリOK。暑い時はやっぱりカレーだべし。

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カツカレー ¥650−
キャベツ ¥50-
合計700円の天国
ひさしぶりにキッチン南海のカツカレーを喜び神保町交差点近くのディスクユニオンへ。
↓

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Richard Manuel
Wispering Pines
Live at Gataway Saugerties,NY.
Recorded 1985.10.12
リチャード・マニュアルのリーダーアルバムなんて初めて知りました。
リチャード・マニュアルというのは伝説のバンド「ザ・バンド」のピアニストで、「ザ・バンド」解散(1978年)の後、リーダー格だったロビー・ロバートソン抜きで再結成したツアー最中の1986年に自殺している。だから、このアルバムは死の半年前の録音ということになります。「ザ・バンド」の頃から音楽的才能は注目を集めていたものの、その反面数々の奇行からアルコールや薬物の濫用というウワサがつきまとったひとでした。
リーダー格だったロビー・ロバートソンは解散後の初アルバム『ロビー・ロバートソン』の『♪堕ちたエンジェル〜Fallen Angel』という曲で、
Are you there
Can you hear me
Can you see me in the dark
と、昔の仲間の早すぎる死を悼んでいます。
このアルバムのリチャード・マニェアルは殆どがエレキ・ピアノの弾き語り中心で、数曲にギターとかつての「ザ・バンド」の盟友リック・ダンコが加わるというシンプルな編成。
会場は小じんまりとしたライブハウスのようで、「ザ・バンドのリチャード・マニュエル」を迎えるファンの中、リチャード・マニュアル自身もリラックスしてステージを努める様子が伝わってきます。
しかし、こうしてソロアルバムを聴いていると、リチャード・マニュアルの特徴だった裏声も、「ザ・バンド」というバンドの中だったからこそ光り輝いたもので、どうしても場末のクラブの落ち目のロッカーというイメージが先にたってしまいます。それでも終始じつに楽しそうに歌っているのがせめてもの慰みです。
リチャード・マニュアルのアイドルはレイ・チャールズだったそうで、「ザ・バンド」時代も『♪Georgia On My Mind』を吹き込んでいるほど。このアルバムにも収録されているその曲をパクってきましたのでチョコッと聴いてもらいましょうかね。レイ・チャールズそっくりに歌っています。
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そういえば、
ゲスト参加しているリック・ダンコも
来日中に薬物所持で逮捕されたことがあったり
2人とも
いかにも絵に描いたような
破滅型ロックミュージシャンの生涯を辿り
最後はバーストしてしまったワケだ。
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THE BAND解散後
ロビー・ロバートソンは独自の道を切り拓らき名声をはくした反面
リチャード・マニュアルとリック・ダンコの2人は
オリジナルTHE BANDが消滅したことで道を見失い
ますます酒とヤクにのめり込んでいくことになります。
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そんなことを思うと
『♪Georgia On My Mind』の
哀しみが倍加して聴こえてきます。
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