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2007年5月19日 (土)

シンニード・オコーナーのたたかい

『ボブ・ディラン30周年記念ライブ』は一般的なレンタル可能ビデオだとばかり思っていたらそうでもないらしい。どうやらDVDにもなっていないようです。あれだけ豪華なスターが集結となると権利関係が複雑に絡み合って再発困難なのかな?。となると、私の持っているレーザー・ディスク盤などはケッコーお宝かもしれません。

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映像を観るのは困難にしてもCDとしては中古屋で安く入手可能ですから是非聴いていただきたいものです。なにしろ歴史的コンサートなのです。

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とにかくニール・ヤングのパワーに圧倒されたこのライブだったけれど、もうひとつのドラマを紹介しておきましょう。

シンニード・オコーナー(Sinead O'Connor)という歌手がディランナンバーをうたうべくステージに立ったが観客のブーイングでうたえなかったという事件。

このあたりのことをLD版の菅野ヘッケルさんの解説から転載するとこうなります。

シンニード・オコーナーのパフォーマンスは短縮されてしまったが、彼女がこの夜のコンサートで強い印象を残したことは確実だ。オコーナーは一部の観客のブーイングによって予定していたディランの作品を歌えなかった。このコンサートの数週間前にテレビ番組『サタデー・ナイト・ライブ』に出演したとき、オコーナーはテレビカメラの前でローマ法王の写真を破り、全米に物議をかもしだしていたのだ。

ディランの『アイ・ビリーヴ・ユー』をうたうべくマイクに向ったが観客のブーイングで曲に入れず騒ぎの収まるのを待つシンニード。(LD映像から)

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結局騒ぎが治まらないままイントロに入りかけたバンドを制してボブ・マーリーの『ウォー』をアカペラでうたう。(LD映像から)

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この『ウォー』という曲こそローマ法王写真破り事件のときにうたった曲なのだ。

嵐のようなブーイングにひとりで立ち向かいうたい終え、毅然とした態度を維持しながらステージを下りたものの、ステージ袖でクリス・クリストファーソンの胸に脱力したように倒れ込むシンニード。

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私はシンニード・オコーナーなる歌手についての知識は薄いけれどアイルランド出身とのこと。ということは、このローマ法王写真破り事件の背景にはアイルランドにおける宗教対立があるのかもしれませんが、「進歩を阻む保守的なるものの象徴」として法王にターゲットを絞ったものと理解しています。

それにしても、60年代、ボブ・ディランを“時代の変革者”として受け入れたディランファンの、それから30年を経ての成れの果ては、強烈なメッセージを発したシンニードに拍手することなく、ブーイングで応じたというシーンを目にすることになります。

それでは、その大ブーイングの元となったテレビ番組「サタディ・ナイト・ライブ」でのシンニード・オコーナーローマ法王写真破り事件の動画がYouTubeにありましたので、それを貼付けますからどうぞご覧下さい。

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最近硫黄島を題材にした映画が話題になりました。
軍人を美化するような傾向は9.11以来強まってるようでイヤな気分です。
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『ボブ・ディラン30周年記念 ライブ』は1992年のことでした。
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アメリカというのは基本的に保守。
自由のタテマエ論振りかざしながら
左指は反戦歌のコード押さえ
右指は銃 の引き金にかかっている
という図式は
今にいたるも変わりないということなのかな。
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