バブルの肖像/都築響一
北日本にお住まいの方にはワルイけれど、関東地方のきょうは昨日の雨が大気中の汚れを洗い流したかのような爽やかな一日でした。
こんな素晴らしい日のモーニングコーヒーのお供はコレ。

バブルの肖像
都築響一
アスペクト
日本中が夢におぼれ、欲に踊った遠い日々を振り返る、
初のグラフィック・ヒストリー。
『週刊朝日』の人気連載、待望の単行本化!
バブるアホウに見るアホウ、おなじアホならバブらにゃソンソン♪
日本中がバブルに浮かれて“ソレ行け!ヤレ行け!”と阿波踊りに興じていた期間は10年ぐらいあったのかと思っていたら、この本によれば「日本全国がバブルに狂乱したのは86年秋から89年暮れまでの3年間あまりしかなかったのだが」だそうだ。
あの当時、ICとやらで社名がカタカナ名にするのが大流行りで、地球をを買い占めるかの勢いで貪り続けた¥も、バブルが弾けてみれば結局最後にはユダヤ人あたりにカモにされたのだから笑ってしまいます。
思いがけずも、持ちなれない金を手に入れてしまった黄色いサルどもが、躁状態で乱痴気騒ぎした残りカスを20年後のいま拾いだして「あのバブルってヤツは何だったろう?」と私たちにさらしてくれたのがこの本。
千昌夫の章(千昌夫ってダレ?千昌夫とバブルとナニか関係あんの?と言われそうだが)。
(千昌夫に無謀な金を貸し続けた銀行は最後に公的機関に救済を求めたけれど)
千昌夫は「歌で借金をお返しするしかない、絶対に逃げない、オレには歌しかない」と言って、いまも活動を続けている。(略)
歌のイメージどおりのポジティブなエネルギーを舞台に振りまいているのは、頼もしいかぎり。はっきり言って、銀行マンなんかより百倍男らしい。
筆者は全編こういう切り口で、要領よく逃げおおせたヤツらには秘かな怒りをこめ、はからずも流れの中で踊ることになったかつてのピエロたちには優しい眼差しを注いでいるのです。
さて、あのバブルの時代。
私などドンチャン騒ぎの中に入ることもなく、何の恩恵も受けることはなかったけれど、もし、これからあんな時代が再来したなら、今度は上手く立ち回るゾッと手ぐすねひいて待ち構えているのだが、、、、。
たぶんあんな時代が来ることはないでしょうね。
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