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2007年1月26日 (金)

ベルベル族の男は突如ショクナイに励む

日本人にとって想像もできないような地形でも、数日間目にししていると慣れてしまって当たり前の風景に思えてくるから不思議なものだ。日本ならさしずめ一大観光地として観光バス大行列になるのだろうが、モロッコ人にとってはたぶん「ジャパニはこんなところのどこが面白いの?」ということだろう。モロッコ人の観光客なんて見かけない。

ワルザザードからエルフード へ向かう途中。
山肌の文字は
「西サハラはモロッコのものだ」
というアピールが書いてあるあらしい。
そういえば、西サハラの領有権をモリタニアと争っているのだ。
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とにかくこんな風景ばかりで頭の中は茶色に染まりそう。
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アメリカのグランドキャニオンも驚く風景がそのまま残っている。
もちろんサラ金の立て看板も自動販売機もない。
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これもワルザザードとエルフード間にあるトドラ峡谷。
海底の隆起でできたのだろう、見上げるほどの岸壁だ。
日本だったら“国立公園”などに指定して保護される景勝地だろうけれど、
ここでは、ヨーロッパ人がロッククライミングの練習をしている。
さすがにレストランでは暖房を入れてるほどの寒さだった。
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遥か中国からイランを経て続く地下水脈の跡らしい。
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ドヤッ?こんな写真の連続であなたのアタマの中も茶色になってきませんか?

さて、お次ぎは、モロッコ旅行のメーンイベントともいうべき砂漠ツアーでもっと茶色になってもらいましょうか。

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サハラ砂漠への前線基地ともいうべきワルザザードの街から、カスバ街道を東へ410kmエルフードに到着。ホテル1泊の早朝5時に4WDに分乗して大砂丘地に向かい朝日を拝もうという趣向。エルフードの街から20分くらい走ると舗装道路は途切れて、その後は轍の跡と運転手のカンだけで砂漠地帯へと向かうことになる。約1時間ほどでベルベル族のテント到着。このあたりの足下は完全に砂丘地帯で、ラクダに揺られて約20分で見晴らしの良い場所へ到着。もちろんラクダライディングはオプション(300ディラハム)で、見晴らし場までを歩いても構わない。

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ベルベル族のラクダ使いが敷いてくれたシートに座り朝日を待つ。

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ご来光に柏手を打ち「富士山じゃないんだから!」とセルフツッコミ。

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ひとくちに砂漠といっても、映画「アラビアのロレンス」に出てくるような大砂丘は、砂漠の中の20%くらい程度だそうで、だいたいは砂礫というような乾燥地帯らしい。そんな珍しい砂漠が残っているのがこのメルズーカの砂漠。唱歌「月の砂漠」そのままに大砂丘と月のコントラストが美しい。

明るくなった砂丘ではラクダ使いのベルベル族がショクナイに変身するのだった。そういえば、ラクダ使いは皆、肩から不似合いな合成皮革のバッグを下げてると思ったら、その中にはローズ・ド・サハラやアンモナイト、三葉虫の化石が入っていたのだ。

「マドモアゼル&ムッシュ!」。あなたがたはラッキーだ!。このアンモナイトは、ジャパニに見せても良いと今日初めて村の長老から許可が出たものだ。もしあなたにその気があるのなら、、、トモダチとして、、、売ることもヤブサカではないが、、、。日本に行けば博物館入り間違いなしの逸品で、、、。エッ?ノー?。

それじゃ、この「サバクのバ〜ラ」は、これほどの大きなものは世に2つとありません・・・・ノ〜タカイ!マダ〜ム!コンビアン?ノ〜タカイ!!! OKハウマッチ?

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買いそうな客は顔を見れば分かるんだろう。ベルベル族は私なんかに見向きもしない。「Made in Chinaのステッカー貼ってある“サバクのバラ”じゃないか?」とニヤニヤしながら、誇り高き砂漠の民ベルベル族と好奇心旺盛なジャパン・マダムのセッションを眺めていた私でした。

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ツアーとしてはこの後、ベルベル族のテントを訪れてお茶をご馳走になるというコースもあるらしいけれど、私たちは再び4WDに分乗してエルフードのホテルへ向かったのでした。

あぁ、上温湯隆さんはあんな景色の中を、猜疑心の固まりのような目をしたラクダと一緒に旅して、そして、最後には砂と溶け合ってしまったんだなぁ。私のポケットには、さっきお土産代わりにユニクロの袋に詰めたサハラ砂漠の砂がミョーに重さを感じさせるのです。

もしかすると、
この砂を持ち帰るためにモロッコまで来たのかな。
4WDに揺られながらそんなことを考えていたのです。
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