ジャック・バランスはジャック・パランスだった
勘違いしていたけれど、ジャック・パランス(JACK PALANCE)が本当でした。
私は今の今までジャック・バランス(JACK VALANCE)だとばっかり思っていたわけだ。
この記事では名作『シェーン』での殺し屋役を演じたと書いてあるけれど、印象に残ってないなぁ。それよりも『シティ・スリッカーズ』で、カウボーイ体験ツアーに来た都会のヤワなサラリーマンをイビリ倒す、憎っくき老カウボーイ役の方が強烈でした。
でも、でも、、でも、、、ですよ。
私にとってはジャック・パランスといえばコレですよ。
砂漠の中にポツンとある
ガススタンドとモーテルとドライブインを兼ねた
『バグダット カフェ』。
客もなくウラブレ果てた店内で、ヒステリー気味の女店主ブレンダは亭主が出ていったことも重なりいつも以上に荒れています。
そんな砂漠の店にどこからともなく現れた太っちょのドイツ女。
正体不明のこの女はモーテルに部屋をとり、店の掃除を手伝ったり子どもをアヤしたりするうち、ジャスミンと呼ばれて周りの人間にも愛されていきます。ジャスミンは触れ合う人を大らかな気持ちにさせてくれる女性で、彼女の披露する手品は『バグダッド カフェのショータイム』として評判を呼び、それまで閑古鳥の鳴いていた『バグダット カフェ』は、彼女を目当てのお客で今では街道一の賑わいをみせるようになります。
そんなジャスミンに思いを寄せるのが、同じモーテルに長逗留している老画家のルディ(ジャック・パランス)。
ニューエイジ系の絵を描くルディと、天女のようなジャスミンは
いつしか惹かれあっていくが、、、、しかし、、、、、、、、。
と、
あらすじをこんなふうに記憶していたけれど、今回、ジャック・パランスの死亡記事を読んでから、改めて『バグダッド・カフェ』のDVDを借りてきたら、これが『完全版』というヤツで、「その後のジャスミン」というような続編がプラスされていたワケです。
それによると、、、、、。
イヤイヤ、ネタバラシはやめときましょう。
とにかくこの映画、ジャスミン、ブレンダ、ルディを筆頭に出演者の設定が素晴らしい。
ヒマな店でアクビをかみ殺しているメキシコ系のバーテン。日がな一日店の片隅でピアノの練習をするブレンダの息子と、いつも遊び呆けている娘。モーテルを根城にしているイレズミ師の女。ブーメランを飛ばすだけが生きがいのようなバックパッカー青年。それにブレンダに追い出された亭主。
これらいわくありげな人々が、ジャスミンの魔法にかかったかのように生気を取り戻していく様子に、こっちもハッピー!ハッピー!。ちょっと気分が落ち込んだようなときの気分転換には最適の映画です。
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