中山ラビとトーキョー喫茶時間
南の人には「もうそんな季節?」とビックリされそうだし、北の人には「チェッ!ナニ言ってんだ!」と言われそうだけど、この数日は、そろそろストーブの準備をしなければと思わされる寒さが続いています。それでも、朝夕の冷え込みの割りには日中は温かく、今日も昼飯後の腹ごなしに神保町をブラブラ歩いて三省堂書店に入ると、平台に目についたのがこの雑誌。
表紙に惹かれてペラペラめくってみると、頑固一徹マスターのいるお店、メニュー豊富なお店、景色と一体になったお店などなどユニークな喫茶店を特集しているMOOK本。
この記事の中に『永久不滅音楽喫茶』というコーナーがあって、“コーヒーには音楽”ということなんだろうけれど、◎名曲喫茶、◎ジャズ喫茶、◎タンゴ喫茶、◎フォーク喫茶、◎ロック喫茶、◎ミュージックカフェ、、、のコンテンツで名物喫茶店が紹介されています。
◎フォーク喫茶の項を見た私はニヤリ。
そう、ほんやら洞が紹介されているじゃあ~りませんか。しかも中山ラビさんの写真入りとはウレシ~。ライブステージで見るラビさんとは別の穏やかな表情です。
記事によれば京都にオープン(1972年)した本家『ほんやら洞』の姉妹店というような形で、5年後に国分寺に開店したそうで、初代オーナーが店を投げ出したあとを引き継いだのが中山ラビさんとのこと。
また、この記事によれば漫画家のいしかわじゅん、作家の花村萬月が常連だったと書いてあるけれど、いしかわじゅんで思い出した。
いしかわじゅんさんの出世作にこんな漫画があります。
じつは、この漫画の舞台は『ぼんやり洞』という喫茶店で、モデルはもちろん『ほんやら洞』。そして中山ラビさんもデフォルメされて出演していました。
この漫画でのラビさんは、ときには「お姉さん」、ときには「おばさん」と、いしかわじゅんさんにイジられていて、イカッたラビさんはいしかわじゅんさんを出入り禁止にしたとかしなかったとか・・・・・。真相のほどはわからない。
今でこそいしかわじゅんさんはテレビのコメンティーターとしてニコヤカな笑顔を見せているけれど、ほんやら洞をめぐってこんな過去もあったワケだ。
いしかわじゅんさんの作品はギャグにしても、確かに昔の喫茶店は“地域文化をリードする”としてイロイロのドラマが生まれるスペースにはなりえたと思います。そんな昔カタギの喫茶店が今でも生き抜いていることはとても嬉しいことです。だって最近の喫茶店というのは、同じインテリア、同じ器械味のコーヒーと、味も素っ気もない店ばかりなんだもの。
それにしても、
ほんやら洞が1977年オープンだとすると、来年は開店30周年か!
何かイベントを計画しているのでしょうか。
歌手としての活動を続けながらお店を維持するというのも生半可な気持ちではできないこと。よほど思い入れ深いお店なんでしょう。
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