「若者たち」のDVD
60年代中頃に感動したテレビドラマ『若者たち』のことを書いたら、たまらなくあのドラマを観たくなって、もしかするとビデオになんてるんじゃないか?と、レンタルビデオ屋何軒かに電話で問い合わせてもリストに載ってないとのこと。
もしや?とネットオークションを開いてみると、、、、。
ありましたね~。
テレビドラマで話題を呼んだあと映画化された1作目の続編として制作された2作目3作目をまとめた復刻DVD(3枚)と主題歌のCDとがセットになって発売されたということらしい。
そこでオークション終了間際に一撃必殺で落札。

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(1967年作品) . |
(1969年作品 ) . | |
(1970年作品) |
1.若者たち 2.星に祈りを 3.夜ごとの夢 | |
意外だったのはこのドラマは当初フジテレビで制作放送されて、その後の映画化に際してもフジテレビのスタッフが参加したということ。フジテレビの現在の軟弱な番組作りからは想像もできないような硬派な歴史があったわけだ。
中学もロクに出ないうちから働いて、親代わりになって弟妹を育て上げた長男の太郎(田中邦衛)。長距離トラックの運転手で荒っぽい性格は2男の次郎(橋本功)。社会の不公平に対して真剣に向かい合おうとする大学生の3男三郎(山本圭)。母親代わりとして家事を受け持つ長女オリエ(佐藤オリエ)。長男太郎の期待を一身に受け大学進学を目指し予備校通いの4男末吉(松山省二)。
60年代の高度成長期に、生産第一を旗印に住民をないがしろにしたままヤミクモに突っ走る社会に対して矛盾を唱える3男と、「世の中は金カネ」と目先の利益を追い求める太郎はことごとく対立。最後にはちゃぶ台がヒックリ返りの大乱闘。そっと後片付けするオリエという展開で、年がら年中朝から晩まで怒鳴りあっているような荒々しい場面の連続だけれど、2作目3作目と年齢を重ねていけば、当然敗れる恋もあり実る恋もある。
「このままの社会で良いのか?
いったいオレたちはどこへ連れていかれるのか?」
今の時代では「こんなアオ臭いことを?」と、ちょっとテレるシーンもあるけれど、あの当時は皆それぞれに真剣だったんだと思う。社会全体を覆っていた言い知れぬ不安感があったからこそ、この作品は上映を重ねるごとに観客動員数が増し、興行的にも成功を収めることになったのだと思う。
それぞれの巻の最後には、このDVD復刻にあたって、監督:森川時久、脚本:山内久、三郎役を演じた俳優:山本圭の3人が当時の制作秘話を語っている対談が収録されていて、こちらもあの時代を語っているようで興味がある内容となっています。
世相を見事に反映したスタッフの熱い情熱と緊張感が
40年を経た今でも画面から感じられ、
「オレたちはこんな映画を観てきたんだぜ!!!」
こんなことを誇りたくなるような映画に再び対面です。
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コメント
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ワタクシも、若いときには山本圭を超えてると言われたものですが、
今では元欽ちゃん野球の山本圭壱クラスだと言われておりますです。
投稿: えあじん | 2006年10月21日 (土) 午前 10時49分
「若者たち」!いえ、当時の山本圭!!!ーーに、再会させてくださり、ありがとうございます。エアジンさんに感謝です。
ワタクシ、山本圭の大ファンで、もち、「若者たち」もかかさず観ておりましたし、俳優座の彼の芝居を前から3列目で観たこともありました。
それどころか!どうやったかは忘れましたが、住所を突き止めて、こっそり友人と2人で訪ねていったことも・・・チャイムを鳴らず勇気などなく、電信柱の影から「たぶん、あの部屋よね~」と、じいいいいいっと見つめておりました。その2階の部屋の窓辺には、石膏の胸像が置かれていて、いかにも彼の部屋らしかったのです。
月日は流れ、ワタクシも大学生となったある日のこと。忘れもしない渋谷のユーハイムで友人を待っておりましたら・・・隣のスツールに圭さんが!!!!!ここでもまた、「ファンです」と名乗る勇気もなく、また月日は流れ、彼は女流囲碁士とご結婚。
ワタクシのほうは、周囲のモノが「山本圭によくにている」という現在の夫と再婚。そのうち、夫は「メガネをかけた布施明ににている」といわれるようになり、数年前から、コメディアンの「いなかっぺい」にそっくりといわれるようになりました・・・・
この「山本圭→いなかっぺい」までの変化を、私はつぶさに見ていたはずなのですが・・・認識には至りませんでした。
まあ、こんな自分史はどーでもいいのですが、ワタクシも観てみたくなりました、「若者たち」を。
投稿: MAKIIKO SATO | 2006年10月20日 (金) 午後 03時17分