板橋文夫のWATARASEを聴く
今日も朝から大雨で気分はブルー。
特に今日は、先日の定期健康診断の結果「再検査の要あり」という項目があって、健保組合の診療所に再出頭する日。気分が優れないこんな日の“通勤の音楽”は何が良いだろうか?と思いながら取りだしたのが、先日買っておいたまま未聴だったこのCD。
板橋文夫初のソロピアノアルバムは当初アナログレコードとして1982年に発表されて、長い間廃盤になっていたもの。中古屋でたまに見かけてもプレミアがついてけっこう高い値札がついていました。そのアルバムがCDの廉価版で復刻されてたのは嬉しい。
気分が優れないときは、明るい音楽を聴いて、無理に気持ちを昂揚させようとしても拒否反応起こすだけだから、『♪グッバイ』のようなクラ~イ音楽を聴いて、ブルーな感情と同調させて排泄したい気分でCDウォークマンにセット。板橋文夫の今よりももっと大人しいソロピアノ聴きながら、雨の中ズボンの裾を濡らしてバス停へと向かえば、厚化粧のネーチャン、傘を片手に必死の形相で自転車を漕ぐ漕ぐ。股上の浅いGパン丈の短いTシャツの間からパンツハミ出しマル見え運転。ヤローのズボンズリ下げ半ケツは前からあったけれど、最近はこんな“パンツ出しネーチャン”もよく見かけます。ヤローの場合は半ケツにすることで社会に対する“青年の主張”してるらしいが、ネーチャンの半ケツパンツ出しは、ただ、カーバなだけに見えます。
イケネーイケネー、どうも気分がブルーだと、こんな想念ばかりが浮かんできます。
『♪グッバイ』というのは板橋文夫のオリジナルで、マル・ウォルドロンの『♪オール・アローン』を連想させる叙情的な曲で、今でもライブではアンコールに必ず演奏される曲。この曲を聴きながら、過去に何かあったヒトは過ぎ去りし日にタイムスリップし、何もなかったヒトはあったような顔して瞑目するという人気曲なのです。
板橋文夫のソロピアノを聴きながら思ったのは、先輩でもある故・本田竹広さんにあまりにも似ているということ。そういえば、本田さんの追悼コンサートのとき、息子の珠也さんが「父・本田竹広と板橋文夫は、二人とも幼いころ長峰先生という共通のピアノ教師に師事していた」と言ってたなぁ。
アルバムタイトルにもなっている『渡良瀬』は板橋文夫の故郷栃木県を流れる川のこと。ジャズマンのつける曲名にどれほどの意味があるかわからないけれど、板橋文夫の先輩である故・本田竹広さんに、故郷岩手県宮古市の浄土ヶ浜の名をつけたピアノ曲もありました。
やはり、日本人の自分たちがジャズを演ることはどういうことなのか?という葛藤が、日本的メロディへと回帰させたということなのかな。板橋文夫のピアノも故・本田竹広さんの音楽も、分かりやすい理由は底流に“演歌の心”が流れているからなのかな?
出社してタイムカード押してから健保組合の診療所に出頭。
待合室のソファーで検査の順番を待っていると、先に終わって出てきたジジイが、看護婦に言っている。
「イヤー、苦しかった!苦しかった!死ぬかと思った!ナニ?今夜は辛いもの食べちゃダメ!寿司のワサビもダメ?」
他人の手前どう受け答えしたら良いか困惑顔の看護婦。
自分が終わった安堵感からミョーにはしゃいでると思ったら、手洗いに顔突っ込んでゲーゲーやってやがる。そんなジジーの姿を見ぬフリした私の隣の同類、クチには出さないけれど顔にはこんなふうに書いてあった。
アホかオマエは!!!!
私の顔にも、
ジジー!!! クタバレ!!!
最大フォント、しかも太字で書いてあったはず。
2時間ほどかけて必要な検査を終了。「検査結果は2週間後に」という執行猶予の判決受けて再び会社に戻り仕事に復帰したのでした。
医者のニュアンスから、
「たぶんそれほど深刻なことにはならないだろう」という印象だけど、
チョビッと心配、、、、。
そんなふうに過ごした本日の午前中でした。
人間、
気持ちは60-70年代に保ったままでも
アレから40年30年たってるんだから、
イロンなところにガタがくるのはあたりまえ。
身体にはくれぐれも気をつけましょうぜ!ご同輩。
チャンチャン!!!
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