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2006年7月28日 (金)

ブルー・ミチェルとブッカー・リトルのCD

Bunkamuraの山下洋輔コンサートまで時間の余裕があったので、相変わらずの賑わいの渋谷センター街をブラブラ。以前はイラン人が使用済みテレフォンカードをシャッフルしながら屯していたけれど、今では全く姿が見えません。彼らはいったいどこに潜ったんだろうか。

イラン人に変わって多くなったのは出来損ないのティナ・ターナー風容貌のネーチャン。そんなネーチャン達が数人ツルんで、歯並びの悪いクチを開けて大声で騒いでいます。ナニが面白くて、ナニが面白くなくてこんな格好しなけりゃならんのか、、、。

   親の顔を拝ませてよ。

向こうからイカツイセーラー服が大股で歩いてくるからよ~っく見ると、、、。

なんだ!コリャ?セーラー服着た男じゃね~か!!!

季節の変わり目は、、、変わり目でなくとも、、、、、

渋谷センター街はこんな風に年がら年中ソドムとゴムラ。

さて、

私が行こうとしてたのはディスクユニオン渋谷店の地階ジャズフロアー。

通勤の友に面白いCDはないか探しに行こうというもの。

そこで見つけたCDがコレ

60726_1_1

1960.08.24 録音

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BLUE'S MOODS

BLUE MITCHELL

1.I'LL CLOSE MY EYES
2.AVARS
3.SCRAPPLE FROM THE APPLE
4.KINDA VAGUE
5.SIR JOHN
6.WHEN I FALL IN LOVE
7.SWEET PUMPKIN
8.I WISH I KNEW

RICHARD "BLUE" MITCHEL(Tp)
WYNTON KELLY(P)
SAM JONES(B)
ROY BROOKS(Ds)

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このアナログレコードはムカシの愛聴盤でした。

ブルー・ミッチェルという人は、後世に語り継がれる活躍で名を残したトランペッターでもなく、どちらかといえば、“その他大勢のラッパ吹き”というクラス。それでも、このアルバムに聴かれる温かな音色は捨てがたいものがあって、「アレを聴きたいなぁ」とときどき思い出だすことがあるトランペッターなのです。

ムカシ買ったオリジナルのレコードは右側のトランペット吹いてる写真を全面に使ったもので、ジャケットの良さに釣られて買ってみたら、中身の演奏も良し。あれから30年たって、今回買った復刻盤のCDでは意匠が変わったけれど、なかなか素敵なジャケットでしょ。

ブルー・ミッチェルのイニシャル「Bの同じ棚の隣を見ると、

これもまた懐かしい!

同じくイニシャル「Bのブッカー・リトルではありませんか!

こういうアルバムもCDとして復刻されていたんだなぁ。

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60726_2_1

1960.04.13,15 録音

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BOOKER LITTLE

BOOKER LITTLE

1.OPENING STATEMENT
2.MINOR SWEET
3.BEE TEE'S MINOR PLEA
4.LIFE'S A LITTLE BLUE
5.THE GRAND VALSE
6.WHO CAN I TURN TO

BOOKER LITTLE(Tp)
WYNTON KELLY(P 3&4)
TOMMY FLANAGAN(P 1.2.5&6)
SCOTT LAFARO(B)
ROY HAYNES(Ds)

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ブルー・ミチェル、ブッカー・リトル共に、まず、己が感性のおもむくままアドリブに賭けた演奏スタイルは、天才クリフォード・ブラウンの系統に連なるトランペッター。ただし、後世に名を遺したという点ではブッカー・リトルが1枚も2枚も評価が上。なにしろ、エリック・ドルフィー伝説のあの5スポットライブで、ドルフィーと対等に渡り合ってというだけで、ファンには一目置かれる存在となっているワケです。

今回CDの解説を読んで知ったのは、ブッカー・リトルは1961年10月に尿毒症で23歳の若さでこの世を去ったこと(尿毒症というと、確かドルフィーと同じ病気のはず)。なるほど、早死にしただけに、その評価の割りにはリーダーアルバムが少ないわけだ。

60年代中頃からジャズがどんどんアタマデッカチになっていった歴史を見ると、早死にしたクリフォード・ブラウンやブッカー・リトルがもっと長生きしていたら、当然マイルスの演奏にも影響を与えただろうし、その結果ジャズ全体の流れも現在とは別の方向にいってたかも知れません。そういった点からもブッカー・リトルの早死は惜しまれます。

ブルー・ミッチェル=ブッカー・リトルの2枚のアルバムを久しぶりに聴いてみると、まずリズムセクションが同じハードバッパー系だということに気がつきます。そのままリーダーのトランペットをチェンジさせて吹き込んでも面白い作品が出来上がったのではないか?。それでもやはり、ブッカー・リトルの深みある音色と歌心溢れるプレイはブルー・ミッチェルを上回ってただろうな、とニヤリ。

30年くらい前、ジャズファンのあいだで『幻の名盤』ブームがおこりまして。例えば「トミー・フラナガン/オーバーシーズ」だとか、「アート・ペッパー/モダン・アート」、それにこの「ブッカー・リトル/ブッカー・リトル」も(他にもヤマほどあったけれど、忘れた!)、オリジナル盤が20万・30万の価格がついて、平気で取り引きされていたことがありました。30年前の20・30万ですから、現在の価値からすれば100万円くらいの感覚かと思うけれど、それでも取り引きされていたんですねぇ(もちろんそんな値段で買えるヒトというのは医者か坊さんのようでしたが)。

ジャズ雑誌が煽った挙句のブームだったろうけれど、真に名盤と呼ぶに相応しいアルバムもあれば、たんに希少価値だけの怪しい迷盤もありました。何事も生真面目に追求しないと気が済まない日本人ジャズファンの研究熱心さが、埋もれていた名盤を発掘していった側面もあったはずです

そんな名盤ブームをあてこんで、レコードの廉価版として復刻され、その何年か後、ディジタル時代になるとさらにCDで発売されて、今では、かつての“幻の名盤”が“現実の名盤”として入手可能な時代になっています。さらにムカシは垂涎の的だったオリジナルアナログレコードも、数十万円どころか数万円の値段で店頭に飾られているのを見ると、ジャズファンも賢くなったものだと嬉しくなってきます。

私は、60年代中頃から80年代初めまでは必死になってジャズを聴いた時代があって、レコードもだいぶ集めたけれど、そんなレコードも生活費の足しにすべて売り払ってしまいました。ところが最近ミョーにジャズが聴きたい気分になってきて、かつて聴いたアルバムを見つけては再び買い揃えているのです。

もちろん、数万円でオリジナル盤を買おうというコレクターでもないから、アナログレコードとかCDにこだわらず、とにかく聴ければ良いという感覚で、安いモノ安いモノというのが私の購入基準となっています。

こんな風にジャズへジャズというブーメラン現象も、もしかすると老化のせいだったりして。

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