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2006年5月19日 (金)

ラーメン二郎の小豚(神田神保町)

宅配便の兄ちゃんとラーメンのハナシをしていたら、彼の集荷エリアにいつも行列ができているラーメン屋があると言います。地図を描いてもらったら、神保町交差点に近い場所。神保町といっても私がいつも出没する中古レコード屋街とは別のエリアにあるので、今まで気がつかなかったワケだ。

兄ちゃんのハナシを聞いていたらラーメン禁断症状が起きて、仕事帰りに早速行って来ましたヨ。

神保町交差点から靖国通りを靖国神社方面に200mほど歩いた右側奥にその店はあり、目印の黄色いテントには色気もナニもない「ラーメン二郎」という文字。繁華街からちょっと離れた地域でも、夜7時の時点で店外に並んでいる客は14人だから大したもの。ワシは15人目の客として列に並びながら店内を伺えば、カウンター席10人だけの小じんまりした店で、内装はこれまた色気もナニもない造作。2人の男がカウンター内で働いています。

並んでいる間、すぐ前の青年にこの店のヤリカタを訊くと、彼の説明はこうだ。

まず、あそこの自動販売機で食券を買う。
都内の店ごとに違いがあるけれど、ここはラーメン1種類しかなく、
普通盛と大盛を選べるが普通盛でも一般の倍くらいの量がある。

自分はいつも700円の「小豚(しょうぶた)」というのを食べる。
これはラーメンに煮豚が乗っかっているもので、これで満腹になる。
自分の番がきて椅子に座ったら、
まず、食券をカウンターの上に乗せてラーメンが出てくるのを待つ。
ラーメンが出来ると「ニンニクは?」と訊かれるから、
ニンニクがいらなかったら、「いらない」という。
「ニンニク野菜増し」と答えると、野菜を多くしてくれる。
食べ終わったドンブリはカウンターの上に戻す。

営業時間は「麺が無くなるまで」ということで、
昼夜ともに2-3時間ほどの開店で店じまいすることになる。

青年のこんなハナシを聞きながら思い出した。
三田の慶應大学のT字路のところにあったラーメン屋が二郎という名前だった。
ムカシ、外回りの営業をしていたころに行列に釣られて何回か食べたことのある店で、どうやら、その二郎で修行した従業員が“ノレン分け”のようにして独立開業した店が「ラーメン二郎」として何軒かあるらしい。そういえば、この看板を他のどこかで見たことがある。

青年のレクチャーを受けながら外で待つこと約30分で店内に入り、後ろの補助椅子でさらに10分ほど待ち、ようやくカウンターの椅子にたどり着きラーメンを待てば、さっき青年が言ってたとおり「ニンニク?」と訊くから、うなずいて「野菜増し」と付け加えると茹でたモヤシとキャベツを一掴み足してくれた。

その「小豚」がコレ。
(豚肉は野菜の下敷きになって隠れている)
60519_1

味としては池袋大勝軒の系列に属する醤油味で麺は太麺。

ワシは細麺・アッサリ味派だから、

ゴワゴワした食感のきし麺風太麺と、

醤油の味が濃すぎるのが減点対象。

それでも、大食いのワシとしてはボリュームに大満足で、

なるほどなるほど、出発点の学生街で盛業したのもこのボリュームがウケたワケだ。

並んでから食べ終わるまでかかった小一時間が無駄のような気もするけれど、

ハナシのネタとして、「無駄は無駄でオモシロがろう」というのがワシのヤリ方。

膨らんだお腹サスリながら店の外に出てみれば、

まだまだ25人ほどの行列ができています。

昼に200人、夜に200人で1日の客数400人として、

700円×400人=280,000円/日、、、、経費を50,000/日、、、、

そうすっと、、、荒利は、、、、などと他人の財布の中を計算する悪いクセ。

ワシももっと若ければラーメン屋に挑戦したのに思いながら、

神保町駅へ向かう途中の何軒かのラーメン屋を見れば、

人通りの多い一角にある店でもお客はまばら。

店の立地条件としては恵まれなくても
創意と工夫によっては
あんなに行列のできるラーメン屋になるんだなぁ
ミョーに感心しながら
ザラザラと口の中に残った濃い味を
口直しのアイスクリームなんぞでごまかした
「ラーメン二郎 神田神保町店」初体験でした。

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