WBCには笑ったぜ
「イルボンに勝ちさえすれば後はどうでも良い!」
とにかくイルボンより優位性を証明できれば、それだけですべてが許されるお国柄だから、トリノではメダル数で勝った、その後のスケートでも浅田真央から勝った、だから野球でも。
ベスト4に行くということは、、アメリカと準決勝を戦うということでイルボンをヤッツケることを意味し、「ベスト4に行ったら兵役免除」の約束手形。
ところがタッタタラリラ!
対イルボン2勝1敗なのに、ルールの妙で、決勝戦に進んだの憎っくきイルボン。
アテとフンドシは寝てても外れる
ピーヒャラピーヒャラ踊るポンポコリン!
勝負は最後までわかりません。
2006/03/21(火)
確実に春は近づいていることを感じさせる春分の日の休日。
いつものように区民プールで1000mを泳いでから、川沿いの桜並木を歩き、駅前のスターバックスで機械的味のする美味くもないコーヒーを飲みながら一服。
WBC日本×キューバのテレビ中継を見たいと思ったけれど、今日はコンサートの招待券昼の部を貰っていたので渋谷へと向かう。どうせキューバには敵わないから、試合結果は夜のニュースで見れば十分だろう。
電車内で吊り革にブラ下がっていると、前に座っていた爺さんが横の奥さんらしい婆さんを向いて「デッドボール 押し出し、、、」と呟いた。爺さんの耳にはイヤホン差してあるからラジオを聴いてるのだろう。あぁ、そうだ、ちょうど今の時間に試合をやってるんだよ。でも、デッドボール押し出しで点を献上したのはどうせ松坂じゃないの?
コンサート前に昼飯たべなくっちゃと、東急ハンズ隣のインドカレー屋へ。
キーマカレーを注文。値段は忘れた。
カレー好きとしては本場のこんなカレーを食べさせる店が増えているのは嬉しい。
心地よいカレーの辛みを口の中に残したまま渋谷文化村オーチャードホールへ。
『アディエマス/カール・ジェンキンス』
全く予備知識の無かったユニットだったけれど、ジャンル別けすればワールドミュージックとかヒーリングミュージックということになるのだろうか。9人の女性コーラス隊、20人のストリングス、3本の木管にカール・ジェンキンスの指揮という編成。特に印象的なのは女性コーラスのサウンドで、英語圏の言葉とは異なる(たぶん、特別な意味のないスキャットだと思う)ハーモニーが、重過ぎず軽過ぎず、エスニックな雰囲気を醸しだして心地よい。
2時間ほど異空間で遊び、渋谷公園通りのマック渋谷店へ。
新発売のパソコンをイジッて見たけれど、素人にはどこがどう違うのか理解できない。
「そうだ野球はどうなったんだろう!?」
パソコンでスポーツニュースサイトを見てみれば、
ギョエーッ!!! マジかヨッ?
日本がキューバに勝って優勝してやがんの。
午前中の車内で爺さんの「デッドボール 押し出し、、、」をてっきり松坂の仕業と思ったら、どうやら、日本選手が死球を受けて追加点を挙げたものらしい。松坂さん失礼しました。
それにしても、日本がキューバに勝つなんて、こんなことがあるんだなぁ。
夜のニュースは野球一色。
ツキで決勝戦まで上りその挙句の優勝だから、これまでは「長嶋ジャパン」だったのが「王ジャパン」一色にジャガーチェンジ。このところ永田メール問題などで重苦しくスッキリしない世相だったから、テレビ局は息を吹き返したように大騒ぎ。街頭インタビューでも、野球のルールも知らず、普段プロ野球の結果などに興味示さなそうなオバさんたちまでニコニコ笑顔。見ているこっちもウレシーッ!荒川静香さんのときもそうだったし、スポーツというのは私たちをこんなにも明るくしてくれることを実感する。
政治が、私たちにこんなヨロコビを与えてくれることがありますか?
サッカーなどでは試合結果で駐在大使館の襲撃だとか、あげくの果てに国交断絶などということもよくあるハナシらしい。そこまで行ってしまうとシャレにもならずチョッと引いてしまうけれど、スポーツはやっぱり国別対抗が一番面白い。これが国境を接しているとかの隣国対決だったりすると、過去の諍いを投影し盛り上がり方もひとしおです。
そういった意味からも、今回のWBCの韓国での前半の高揚感と後半の喪失感のその落差は想像できます。裏を返せば日本での前半の失望感と後半の達成感となります。
見てる方は勝った負けたでオモシロがってれば良いけれど、実際に対戦する方は試合結果によってファンに襲われたり、人格否定されたりでエライ目にあったりします。実際にテを合わせた選手は、勝ち負けの結果は結果として、それ以外に、実際にテを合わせた者にしか分からない相手選手への共感を覚えることもあるでしょう。でも、それを率直に口に出して相手選手を称えることがはばかられる設定もあります。
これは、2006年3月21日(火)、毎日新聞朝刊スポーツ欄。
ミョーなルールで決勝に進めなかった野球韓国代表の金寅植監督の記事。↓
対戦相手の日本に対して『2回勝ったが、レベルは日本の方が上だった』と発言するということは、韓国ではオキテ破りで、場合によってはフクロ叩きにあって選手生命監督生命を奪われることになるような行為だったのではないかな。
そんな偏見を持っている私にとって今回の監督発言(それがタテマエだったにしても)は韓国人に対する私のイメージを覆すような発言でした。
ところが、、、、、。
こんどはコレだもの。
これは同じく毎日新聞2006年3月23日(木)の記事。↓
韓国野球委員会の総裁という人物がラジオでこんなふうに語ったという。
「実質日本の負け 再戦望む」
WBCで日本が優勝したことについて
「実質的には2対1(2勝1敗)で韓国に負けたこと、日本も分かっている」
だから、プロ野球シーズン終了後に改めて韓日対抗戦を開催して決着をつけようという提案。
韓国野球委員会という組織がどんな役割を持ち、総裁という役職がどういうものなのか知らないけれど、たぶん、韓国ではそれなりの経歴を持つ方なんでしょうが、このヒトな~んにも分かってないヒトみたい。
再戦して、韓国が勝てば「ホレ見ろ、3勝1敗、やはりウリナラが強い」
日本が勝てば「これで2勝2敗のタイだッ。次に最終決着戦だッ」
ということなの?
WBCで日本が優勝したということを受け入れたくないんだなぁ。
季節外れのお祭り目論んで何を求めようとしてるんだろうかねぇ。
私は金寅植監督の記者会見の様子をテレビも見ていて、このように、冷静に物事を分析でき発言できる人物が監督を勤めている限り、日本野球が韓国野球の敵でなくなる日も近いだろうと感動したのです。
でも、でも、、、、
その2日後の韓国野球委員会総裁なる人物の発言記事を読んでは、こういうヒトが総裁の立場にいる限り、韓国野球が日本野球と対等になるには、まだまだ時間がかかりそうだと笑ってしまいました。
野球をめぐる日韓数日間の騒ぎを見ていて気づくのは
一般の市民や選手など“個”では簡単に分かり合えるのに
“組織”になると、難しい方向へ誘導したがる人たちがいるんだろうな
ということ。
スポーツはやはり国別対抗戦が一番!
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